見出し画像

嫌いだったはずの雨が、カメラを手にした途端好きになった話

どうも、トラベルフォトグラファーのebi_timesです!

記事を書き始める前に初めに言っておくと、
雨は基本的に嫌いです。(笑)
濡れると気持ち悪いし、風邪も引いてしまいますよね、、

この記事はそんな私が写真やカメラを通して、雨を好きになった記事です。
これを読み終わったあなたも天気予報を見て雨を期待するかもしれません。

お話を始める前に私の自己紹介記事もあるので、読んでみてください!

〜この記事を読むべき人〜
•カメラ、写真が好き
•雨の中で写真を撮ったことがない
•雨が嫌い

1. 雨の中撮影するべき理由

 皆さんは雨の日に何をしていますか?自分は写真を始めるまではおうち時間がほとんどの時間を占めていました。買い物行くだけでも億劫な天気ですよね。(笑) ですので自分も雨が嫌いでしたし、今でも旅行したときに限って雨が降ったりもします。

カメラを始めて数ヶ月経った時、友人が雨の日の写真を撮影していたのをきっかけに自分が”嫌いな”雨の中、撮影することを始めてみました。

残念ながらカメラを持っていても雨に濡れてしまうことは変わりないですし、むしろ撮っていると余計に濡れるし大事なカメラとレンズも濡れてしまいます。(笑)

それでもやめられない世界が待ち受けています。これがまさに雨の中での撮影の醍醐味と言っていいんじゃないでしょうか?その実態についてご紹介します。

雨が嫌いなのになぜ撮ることに前向きになれたかというと、下記が主な理由でした。

①カメラ人口は多いが、雨の日に撮っている人はそこまで多くない
②同じ場所でも景色がまるで違う

iPhoneですら綺麗に撮れてしまう時代ですし、高額なカメラも手に入れる人が増えた今、王道の景色を撮るだけだと少し物足りなくなるかもしれません。そこで撮影環境を少し変えるだけで、同じ景色を撮ったとしても見たことが無い景色が目の前に広がります。今でこそ雨の中の写真を撮る人が増えてきましたが、それでもまだまだ少ないので、他の人の目に留まる写真を撮りたい方にとっては、良い機会になると思っています。

ここで一つ例を挙げてみます。同じ場所ではありますが、晴れの日と雨の日の写真を並べてみます。

 晴れの日の新宿ももちろん綺麗ですが、雨の日は情報量がさらに増したように見え、雰囲気もまるで違いますよね!今回は新宿を例に挙げましたが、普段よく撮っている場所でも、雨が降っているだけで全く違う景色が待ち受けています。

2. 雨の日の特徴的な因子

 ここで少し雨が降った時の特徴を説明します。
雨が降っていると、写真を撮った際に、下記の点が特徴的に写し出されます。

①歩行者の傘
②地面の色
③雨粒の写り込み
④水滴
⑤水たまり    など

雨に拘って撮っている人からすると上記以外にも、もっとたくさん挙げられるかもしれません。

①歩行者の傘
 当然ですが、雨が降っているので傘をさしている人が多く、傘を利用した写真を撮ることができます。これを逆手に取ると、雨が降っている時ではないとこのシーンは撮れないということです。

 調べてみると、山梨には八ヶ岳アンブレラスカイ、長野には軽井沢アンブレラスカイ、三重にはJAZZ KASA Artなど、歩道の上に傘を敷き詰めているようなスポットが各地に点在しており、意図的に作ったものかもしれませんが、雨を防ぐ傘だってアートになり得るんです。ということは、リアルタイムで歩行者が使っている傘だってアートになったっていい、というのが私の考えです。

②地面の色
写真を実際に撮ってみるとわかりますが、明らかに地面の色がすごいことになっています。ネオンや街の電灯が濡れた地面に反射してまるで水彩画のように見え方が変わってきます。こういう視線というのは、カメラを持つまでの人生では感じたことが無い感覚でした。

③雨粒の写り込み
 これは①、②に比べるとインパクトは薄いかもしれませんが、雨が強いほど雨粒が写真の中に写っています。実はこういう些細な因子って雰囲気を醸し出すには必要だと思っています。例えば、同じ空から降ってくる雪と雨は同じ成分でできているものの写真に写った時は大きく印象が違いますよね。
雨が降っている時と雨上がりの時では別の雰囲気が醸し出されますし、少しの違いが雰囲気を大きく分けると思うので、自分は意外と雨粒の映り込みをチェックしています。

④水滴
実は雨を撮るといっても、屋内から撮ることもできますよね。ニューヨークで撮影した時も”幸運にも”雨が降ってくれたんです!少し休憩も兼ねて入ったTimes Squareのショップの中から水滴を使った写真も撮りました。万人受けする写真ではないかもしれませんが、水滴をメインにした写真にも関わらず、NY感を失わせない写真を撮ることができました。
雨に濡れるのがどうしても苦手な人は、外に面したカフェの窓やガラス張りの屋内から撮影するのもアリですね!

⑤水たまり
これは撮影時に雨が降っていなくても撮れますが、雨が降っている最中の水たまりも別枠として捉えています。あえて水溜りに雨が落ちている写真もいいと思いますし、リフレクションを綺麗に撮りたい場合は傘で水たまりを覆って撮ることがコツになります。

3. 雨撮影の準備

ここまで読んでいただいたあなたは既に雨を欲しているかもしれません。雨の中で撮影するのは、雨の日に外に出てしまえばいいのですが、やはり環境が少し違うので、いつもとは異なる準備が必要です。

まず服装ですが、多少雨に濡れてしまっても滲みない服や靴がオススメです。自分の場合は、THE NORTH FACEのアウターや防水素材GORE-TEXで加工されている靴で撮影に臨んでいます。また、夏以外の季節では気温が低く手がかじかんでしまうので、手袋をつけて撮影しています。

 機材に関しての注意点としては、最近のカメラは多少濡れてしまってもすぐに壊れることはなさそうですが、それでも高級なカメラやレンズが濡れることになるので、カメラ用のタオルも用意すると故障防止に繋がります。

撮影が終わった後もしっかり手入れをして、可能であれば防湿庫に入れておくと湿った機材を乾かすことができます。

4. 雨を撮影するならまずはココ!

 これまでに私はたくさんの雨撮影を行ってきました。そこでオススメの場所を写真を交えて少しお伝えしますね!

①. 新宿
②. 横浜中華街
③. 横浜赤レンガ倉庫
④. ニューヨーク(番外編)

①. 新宿
 新宿には歌舞伎町があるように、日本最大級のネオン街とも言えます。そのネオンが、濡れた地面に反射し、どう撮っても映えてしまう場所です。関東近郊にお住まいの方は、まずここでトライしてみるといいかもしれません。
人が多いエリアなので、その分傘の数も増えますし、前述したネオンも豊富です。さらに歓楽街かつ観光地ということもあり、映えるタクシーなども写すことができます。

②. 横浜中華街
 横浜にも雨夜景スポットがあります。まず一つ目が、横浜中華街です。多くの方が観光目的で訪れ、食べ放題の中華料理や街の雰囲気を楽しむのではないでしょうか?エリアとしては新宿ほどは広くないものの逆にコンパクトで1時間もあればかなり多くの構図を撮ることができます。ここにもネオンが沢山あり、どこを撮っても綺麗な写真を撮ることができます。

③. 横浜赤レンガ倉庫
 横浜のもう一つのスポットは、横浜赤レンガ倉庫です。こちらも観光地ではありますが、実は夜になると意外と人が少なくなり撮影も意外と簡単にできてしまうので、集中して撮影ができます。ここには水たまりが多く出現するので、リフレクション写真のスポットとも言えます。私が撮影しているときはいつも他のフォトグラファー達がしゃがんで撮影していました。
水たまりを狙う場合は、水捌けを考えないといけないのが注意なので天気予報をよく確認しましょう。

④. ニューヨーク(番外編)
 最後に番外編としてニューヨークについてもお話しします。そう簡単には行けないニューヨークですが、多くの方がいつかは行ってみたいと思う都市だと思います。日本であれば時間が多くあるので、雨に恵まれなかったとしても再チャレンジやリスケジュールもできますが、海外に行くとなると運任せになってしまいます。
 私がニューヨークに行った時には、幸運にも雨が降る日がありました。自分は主にTimes Squareでずぶ濡れになりながら撮影しました。
誰もが知るTimes Squareですが、やはり日付が変わっても眩しいくらいのネオンが煌々と輝いていました。実は雨が降ったら是非撮りたい構図があったので、事前にイメージを持ち、理想と現実が一致した写真がコレです。

構図、背景のボケと象徴的なタクシー、反射したネオンの滲んだ色、あえてのガラケーなど、自分の中で満足の出来です。

5. 最後に

 これまで説明してきた内容を含んだ他の写真を少し載せて、この記事を締め括ろうかと思います。最後まで読んでくださり、大変ありがとうございます。もし宜しければ、InstagramやTwitterで拡散していただけると嬉しいです!タグ付けしていただくと気付きやすいので遠慮なく付けてくださるとなお喜びます!DMで感想も聞かせていただけると書いた甲斐があったなと実感できます。実は一番嬉しかったりします。

それではまた次回!ebi_timesでした!



【Instagram】
https://www.instagram.com/ebi_times

【Twitter】
https://mobile.twitter.com/ebi_times


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,501件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?