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「成功体験を積み重ねることで自信がつく」というのは本当か?

自信をつけるためには、成功体験を積み重ねる必要があります。あなたが今日まで生き延びているというのは、これまでさまざまな成功をしてきた、ということです。あなたは毎日生きているだけで、昨日の自分より1日多く生き延びる、という成功体験を積み重ねています。

どんな人間でも生きているだけで、常に自己更新を繰り返しています。だから、生きているだけで、「今日も生き延びることができた自分はすごい」と誇らしく感じられるはずです。

このようなことを言うと、「生きているだけでは成功体験になりません」と反論してくる人がいます。そのような人に、「じゃあ、成功体験とはどんなものですか?」と聞くと、「一生懸命勉強して受験で合格する」「いい仕事をして評価される」などと答えます。

それに対して私が、「〇〇さんは、合格して高校に行っているじゃないですか」「仕事の対価として給料をもらっているじゃないですか」「もう十分成功しているじゃないですか」と言うと、「これぐらいの高校に行っても、みんなに認められることはないんです」「これぐらいの会社でこれぐらいの給料をもらっても、周りに認められることはないんです」と答えます。

これはどういうことかと言うと、「自分に自信をもてるほどの成功体験がない」と感じている人は、「成功体験=他人から評価されること、他人より優れていること」だと思い込んでいる、ということです。「これは私にとっては成功だ」と決められる自由が自分にはない、ということです。

何が成功かは自分で決める

他人と比較して自分を評価していたら、いつまでたっても自分に自信を感じられるようにはなりません。他人というのは、この世の中にいる自分以外のすべての人間のことです。そのような無限に増えていく他人と比較していたら、無限に負け続けることになります。

「私はこの高校に合格したけど、もっといい学校に合格している人はたくさんいる」と考えることで、「高校に合格した」というのが、成功体験としてカウントされなくなります。「私よりもっといい会社で働いている人はたくさんいる」「私よりもっと給料をもらっている人はたくさんいる」と考えることで、「自分が働いて得たお金で生活できている」という成功をしていることに気づくことができなくなります。

「どんなことが成功か」というのは、あなたが決めることができます。あなたはどんなことでも、「これは私にとって成功だ」と思うことで、成功体験をすることができます。あなたは、「これは成功だと自分で決める」という体験を積み重ねることで、自信をつけていくことができます。だから、「どんなことが成功か」を決める権利を他人に譲ってはいけません。

過小評価してくる人を相手にしない

あなたは自分で、「これは成功だ」と思うことで、それを成功体験にすることができます。「今日は美容院に行くことができた」「お昼は手作り弁当にして節約できた」「掃除機をかけることができた」「洗濯することができた」などといったことは、すべて成功体験としてカウントすることができます。

自分がやろうと思ったことを行動に移すというのは、「自分を前進させる」「人生を前に進める」という、すごいことです。だから、行動を起こしたときは、「よし、よく自分が決めたことをやった」と褒めてあげましょう。「美容院に行った自分がすごい」「弁当をつくった自分はすごい」「掃除機をかけた自分は偉い」「洗濯をした自分は偉い」と、自分のしたことをどんどん成功体験として認定していきましょう。

あなたの毎日の頑張りを知らない他人は、あなたの成功体験をバカにしてくるかもしれません。「そんなの大したことないよ」「それぐらいで調子に乗っちゃダメだよ」と、あなたの成功を成功と認めたがらない人がいるかもしれません。そんなときは、「何が成功かを決めるのは、あなたではなく私ですから」「あなたには見えないかもしれないけど、私は毎日ゆっくりと確実に前に進み続けていいますから」と思うようにしましょう。

あなたの成功を決めるのはあなた自身、ということを忘れないでほしいと思います。自分がやろうと思ったことができたときは、「私って本当にすごいな〜」と成功体験としてカウントして、どんどん自信をつけていきましょう。

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