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チガサキ⊿ライフ064 : 七夕 (子供)

1. 平塚七夕祭り

 例年特に代わり映えはしないのだが、近場の平塚七夕祭りに出かける。商店街のアーケードに七夕飾りが吊られ、その下に並ぶ屋台と人混みがあるだけだが、日本の季節の行事を子供に体感させる為に連れて行っている。子供にとって見れば、屋台で何か買ってもらうのが楽しみで、昨年も綿菓子と焼きとうもろこしを買って帰った。

2. 日付

 ふと七夕の意味を調べてみると、“陰暦七月七日に織女星と、牽牛(けんぎゅう)星をまつること”とある。よく考えると、現在の7月7日と本当の七夕の日は異なるのである。陰暦と太陽暦の定義を調べた(下記説明参照)が、すなわち、明治5年から乙姫様も祭られる日が日本政府の勝手な都合で、変えられた訳である。本場の中国では旧暦の正しい日で祝っているのだろうか、暇が出来たら調べてみる。

 太陰暦 : 太陰月を基にして作った暦。小月(29日)と大月(30日)とを適当に配列して、暦のうえの1月の平均の長さを1太陰月(約29.53日)に等しくして、1年を12か月としたもの。イスラム暦がこれにあたる。陰暦。
 太陽暦 : 地球が太陽のまわりを1回転する時間を1年とする暦。1年を365日とし、また4年に1度閏年をおいて366日とする。日本では明治5年11月9日に旧暦を廃し、その年の12月3日を明治6年1月1日とした。

3. もう一つの意味

 “たなばた”には、“きわめてまれに訪れて来ること。また、その人。”の意味もあった。そのような使い方を個人的にしたことは無いが、有名な七夕の話が出来る前から、遠来のまれびと神を迎えるため、棚作り(「たな」は水の上にかけ出した棚)して処女が機を織りながら待つ儀礼があったそうである。後に外来の七夕の星神の信仰と結びついたという。中国3,000年の歴史と儀式は奥深い。たなばたの新たな意味を知り、うちの子供もたまにしか帰ってこなくなるのだろうか、中睦まじい子供達を見ながら考え深い感があった。

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