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ロンドン駐在記001 : 渡英 (Part1)

1. Scope

 世界がコロナ禍で変わってしまう前、平穏なロンドンにて1年間、妻、3歳の娘、3ヶ月の息子の家族4人で過ごした駐在記を示す。

2. 出発

 出発の日の天気は、曇り時々雨だった。電車と飛行機に乗るのが楽しみな娘は、ご機嫌だった。ちょうど盆休みと重なった為、移動時に込み合うこともなく、スムーズな滑り出しであった。電車に乗ってすぐに、息子が寝た。隣にいると娘が“キャー”と叫んで、わざと息子を起こすのだが、幸運にも電車はがらがらで空いていた。娘と私は空いている前の方の席に移動し、外を見ながら1時間半を順調に過ごした。

3. 空港

 手ぶらサービスを使ったので、スーツケースのチェックインも、空港ですでに自動で行われていた。エコノミーのチケットであったが、正規料金で購入していた為、ビジネスのチェックインカウンターが使用でき、速やかにチェックインできた。更に正規料金エコノミーは、ラウンジも使用可能であった。だだし、妻はマイルを使った特典航空券だったので、ラウンジは使用不可であるとチェックインカウンターで説明を受けた。分かりましたと答えながら、当然ネゴしだいだと思い、出国審査後は真っすぐにラウンジへ向かった。ラウンジロビーでもやはり、規定なので妻は入れないと言われた為、妻と息子だけラウンジ入り口前で待ってもらい、娘と二人でラウンジに入った。飛行機を見ながら私は生ビールを、娘はジュースとクッキーを堪能した。5分ぐらい満喫して、娘は母親の分のクッキーを手に、ラウンジから出ようした。すると、赤ちゃんを抱いて待っている妻を不憫に思ったのか、今回だけは特別に妻にもラウンジ使用許可を出してくれた。ご厚意に甘えて、幸先良い出発となった。

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