チガサキ⊿ライフ106 : 海 (ライブ)

1. サザンビーチフェスタ

　8月の夕方、ほぼ一番乗りでサザンビーチに到着し、会場の準備を見ながら、ラチエン通りで買ったメンチカツと海の家で買った焼き鳥、フランクフルトを生ビールのお供に、2時間近くゆっくりしていた。

2. クリムゾントリックスターズ

　オープニングを飾ったのは、クリムゾントリックスターズと言う地元の商店街では有名らしい茅ヶ崎出身のバンドだった。大音量のライブに、子供たちは手拍子をしながらノリノリで、特に息子は器用にボーカルの後に続いて少し遅れながら、歌真似の熱唱をしていた。

3. 郷ひろみ

　日もすっかり暮れ、舞台の演奏もバンドから落ち着いた音楽に変わった8時には、睡魔に負けた息子が帰りたいと言い出し、妻と二人で先に帰った。娘は最後まで見たいと言い続けていたが、やはり眠そうだったので9時前には帰宅した。ライブがよっぽど楽しかったらしく、帰り道でも鼻歌交じりでご機嫌な娘であった。会社のパーティーで参加したライブも思い出したらしく、郷ひろみの「2億4千万の瞳」の鼻歌を歌っていた。しかし、メロディーは合っているのだが、何かしっくり来ない違和感があった。耳を澄まして娘の鼻歌を聞いてみると、ご機嫌に繰り返される歌声は、「百、千、万。百、千、万。」であった。「スケールちっちゃなっとるがな。億、千、万や。」と父親のツッコミにもめげず、数字的に正しい順番の歌詞で娘の歌声が夏の夜空に吸い込まれていた。

#海での時間