#北の国から2019夏② 冒険のはじまりは18時間の船旅から
一ヶ月間のプチ移住へは、いつも飛行機や新幹線などの公共の交通機関ではなく、自家用車で向かいます。
なにしろ一ヶ月分の家族の荷物を運ぶのです。滞在する家に備わっている生活道具は、場所によってマチマチですが、足りなさそうなものを自宅から持ち込むので、必要最低限におさえたつもりでも、それなりに嵩張ります。また現地でも、食材の買い出しなどの日常生活にどうしても車が必要です。
そんなわけで今年ももちろん、車です。
まず東京の自宅から茨城県の大洗へ。そこから北海道の苫小牧までは、深夜便(夜行)のフェリーです。
7月31日19時45分に大洗を出航し、苫小牧到着は翌8月1日13時45分。
まだ0歳の次女がちゃんと眠れるか(彼女の睡眠時間がわたしの睡眠時間に直結しているので…)という懸念はあったものの、この18時間の船旅をわたしはとても楽しみにしていました。長女(7歳)も息子(4歳)も、フェリーに乗っていくんだよ、しかも船に泊まるんだよ、と伝えた時から目を輝かせてワクワクしていて、当日もずっとテンション高くひとつひとつに興奮していました。
わたしはもう10年以上前、独身の頃に、イルカと一緒に泳ぐことができる御蔵島に行ったことがあるのですが、夜行のフェリーはそれ以来。大洗→苫小牧の航路は初めてです。
わたしがフェリーといって思い浮かべるイメージは、この10数年前の記憶で止まっていましたが、今回乗った「さんふらわあ ふらの」号は、まったく別物でした。
まず、船内がぴかぴかに明るく綺麗で、ホテルのよう(!)。レストランも大浴場もキッズスペースも授乳室もオムツ替え部屋も完備(!!)。雑魚寝の大部屋だってひとりずつのスペースがきっちり区切られていて、枕元にライトと小さな棚とコンセント付き(!!!)。
そんなこんなで、次女は案の定、夜中に何度も起きて愚図ったりもしましたが、それ以外はまったくストレスなく、船酔いもなく、なんとも快適な18時間でした。長女と息子は、苫小牧に着いて降りるのを残念がっていたくらい。
8月の終わりにもまた、復路の苫小牧→大洗ルートに乗船予定です。
今度は次女がぐっすり寝てくれるといいな。無理だろうな(なにせ北海道にきてから、絶賛夜泣き復活中)。まあでもまた日が昇るところが見られれば、それでもいいかな。
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