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NBA/POが始まります〜LAL〜

NBAの歴史を語る上で避けて通れないのが、ロサンゼルス・レイカーズ。NBAの歴史でも燦然と輝く強豪であり、数々の名プレイヤーを輩出してきました。ですが、今、このチームのことを語らせていただくとするのであれば、ある哀しい事故から語らなければなりません。

その選手は、"mamba"の愛称でレイカーズファンから、いや、バスケットボールに関わる全ての人から尊敬され、恐れられ、愛されていました。

コービー・ブライアント#8⁄#24

愛する娘と共に今年、余りに突然に、余りに早く私達のもとを去っていきました。「Mr.レイカーズ」として、レイカーズに幾度もの栄冠をもたらしてくれました。そのプレイスタイルはまさに「MJの後継者」という言葉に恥じない、滑らかで、強く、誰もが真似をしたくなる、そんなプレーヤーでした。近代バスケットボールでは前人未到の1試合81得点という数字からもわかるように、「点取り屋」と言う言葉は彼の為にあると感じさせられるほどのゴールへの執着心と嗅覚は、まさに"mamba"でした。
そんな彼が、最後にこのレイカーズに栄冠をもたらしたのが今から10年前…。その10年ぶりの栄冠に輝くチャンスがあるのが今年のレイカーズです。そのチームを率いるのがこの人。

レブロン・ジェームズ#23

G·O·A·T【歴代最高プレイヤー】と称えられるプレイヤー。通算得点では現時点で歴代3位、アシスト、リバウンドでも歴代20位以内に入る超万能型です。彼が今まで所属したチームは全て優勝を果たしており、レイカーズにも"優勝請負人"として昨年加入。年齢は既に選手としての"最盛期"を過ぎておりながら今尚、リーグのトッププレイヤーとして毎試合最高級のプレイで会場を沸かせています。今年からはスコアラーというよりも、ゲームメイクをするプレイに重きをおいており、平均アシスト数は自己最高のスタッツを残すなど、全く衰えを感じさせません。彼が自己最高級のスタッツを残せている今シーズンこそ、レイカーズが再び王冠を手にする紛れもないチャンスです。そしてそのレブロンの最高のパートナーとしてレイカーズを共に支えているのが、

アンソニー・デイビス#3

レイカーズに加入するまで、彼は自身の持っている能力とチームの現状の間で悶々としたシーズンを送っていました。得点・リバウンド・ブロックと、ゴール下の選手に求められる能力は抜きん出ており、ブロックに関しては天性のセンスを感じます。また、その独特の風貌からもファンに愛される存在であり、レブロンが初めて手にした"最高のパワープレイヤー"であると言えます。レブロンのパスを受け取っての、ADのアリウープダンクは迫力満点です。これから全盛期を迎えるADが、この先何度レイカーズに王冠をもたらしてくれるか…楽しみですね!そしてこのデイビスとともにこれからのレイカーズを支える柱として期待されているのが…この選手!

カイル・クーズマ#0 

今シーズンは新加入したベテラン勢の影で、出場機会になかなか恵まれていないクーズマですが、そのポテンシャルは折り紙付きです。昨年はレブロンに次ぐチーム2位の平均得点を上げる活躍をみせ、次世代レイカーズのエース筆頭としてチームの首脳陣も今後の成長に期待しています。現代NBAは3Pを効率的に決められる選手か否かが選手を見る基準になっているので、その面に磨きをかければクーズマのようなプレイヤーは間違いなくエースに恥じない選手になります。今は、チームにいる名プレイヤー達から沢山の事を学ぶいい時間なのかもしれませんね!

なんと言っても今年大躍進を遂げたレイカーズの最大の要因、僕はこの選手だと思っています。

ドワイト・ハワード#39

彼が真の"バスケットボールプレイヤー"として変貌を遂げた事が今年のレイカーズの強さの要因です。ハワードは元々、オールスタープレイヤーであり、チームの要であり、スタープレイヤーでした。ですが、近代NBAの変化に付いていくことができず、気がつくと"ジャーニーマン"、いわゆるチームを転々とする選手になってしまっていたのです。今の自分の"役割"を受け入れられないハワードをどこのチームも敬遠していたのです。しかし、レイカーズに加入した今シーズン、彼は見違える変化をします。これまでとは違い、ディフェンスやスクリーンなどスタッツに残らないプレーを懸命にやる姿が増え、それと比例してチームの成績も上がっていきました。性格も明るい選手なので、ベンチにいてもいい影響を与えます。プレイオフでは、彼のプレイにも是非期待してみてください。

そして先日、優勝への更なるピースがレイカーズに加入しました!それがこの選手!

JR・スミス#??

この選手、レブロン・ジェームズの黄金期を共に過ごしたレブロンの"ナイト"です。プレーオフでの彼の勝負強さは、レイカーズにとって無くてはならない要素です。突出したスタッツを残すプレイヤーではありませんが、やはりそこはベテラン選手、決めるべき場所できっちり仕事をします。レブロンとスミスのコンビネーションがまた見られるのは、とても楽しみです。

ウエスタンカンファレンス1位でプレーオフに臨むレイカーズ。
1回戦で当たるのは、渡邊勇太選手が所属し、今シーズンのROY(最優秀新人賞)候補筆頭のジャ・モラントが率いるグリズリーズか?"Dame"ことデイミアン・リラード率いるブレイザーズか?はたまた、レイカーズからトレードで放出されたイングラム、ボール、ハートが所属し、"次世代のキング"ことザイオン・ウィリアムソンら若手の有望株が名を連ねるペリカンズか?

ただ、バックスの時も話したのですが、1回戦でのアップセットは…ないですね。プレーオフのレブロンの強さと言ったらもう……。

次回は、前年度NBAチャンピオンとしてプレーオフを迎えるトロント・ラプターズについて解説していきます!
DmDm.

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