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クーラーの掃除をしたら大変なことになった

最近の暑さに危機感を覚え、重たい体を引きずってクーラーの掃除をすることにした。
フィルターを外して水洗いし、掃除機で中の部分のホコリを吸い取り、だいぶ綺麗になったなと思いながら試運転をすることにした。

冷房をつけたその時、私の部屋に粉雪が舞った。
除去出来なかったホコリ達がここぞとばかりに飛び出してきたのである。

しかも私の立っていた場所は1番風の当たる正面の所だったため、モロに食らってしまった。
なぜこういう時だけ1番被害を被る場所に立ってしまうのか。
好きな舞台やライブでは、どれだけ頑張ってもチケットすら用意されないというのに。
容赦なく襲いかかるホコリ達に「ヴォヴェラ!」と謎の奇声を発しながら距離をとった。
その際に片足で跳ねながら後退したため、さながら新しい部族の様だった。

しかし距離をとっても勢いよく飛んでくる塊のホコリは直撃してくる。
私はそれに全力で「ブフーーーー」と息を吹きかけて応戦した。
投石で挑んでくる相手に空気砲で迎え撃とうと試みる哀れな武士のようだった。
これが合戦場だったなら私は即死だったであろう。

クーラーの掃除がこんなに大変だったなんて思わなかった。
いつもは家族と一緒に掃除していたのだが、今年は皆忙しいため、私ひとりでやることとなったのだ。

6月も後半に差し掛かり、これからもっと暑くなることだろう。
クーラーの掃除は早めにやることをおすすめする。
そして試運転の際は絶対に正面には立たないことを忘れないでほしい。

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