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このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑪平べったセダン。

さてさてさて、いよいよ国産車の登場です。
この平べったくてスリークな車体。デビュー当時は結構、衝撃的でしたが、今のモデルは、残念ながらというべきか、この平べったいカッコ良さは継承されてませんね。

リアのピラーがボディと繋がる部分、サイドウインドーのラインとの繋がりがZ型になってるのも、特徴的です。

さて、このクルマ、なんでしょうか?

答えは、皆さんご存じ、

スバル・レガシィRS

でした。

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どうですか、この平べった感。日本のセダンはどうも、横から見たときドアの部分が分厚くて腰高感があるし、さらにグラスエリアも広く取ろうとするから、全体的に背が高く見えるのですが、このクルマはそれがないと思いませんか?

水平対向エンジンならではのボンネットの低さ

も効いてます。

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このゼッケン21は、'91年のRACラリーで、あのコリン・マクレー(ドリフトアングルがもの凄く深くて、魅せるドライバーですが、レガシィ時代は、正確で速いドライビング、という感じがします)が駆り、一時首位を走りましたが残念ながらリタイア。しかしチームメイトのアリ・バタネンが5位入賞しています。

スバルのラリーかーといえば真っ青でしょう!

という方もおられると思いますが、私はこのロスマンズカラーが1番カッコ良いと思います。まあ、このカラーリング、マルティニやアリタリアもそうですが、どんなクルマに塗ってもカッコ良くなる魔法のようなカラーリングですね。

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スバルはラリーカーを、レガシィのあと、より小型なインプレッサに引き継ぎます。
あの小さな初代インプレッサがデビューした時も衝撃的だったなぁ。マクレーも、運転しやすくなった、と言ってたっけなぁ。
今のようにハッチバックばかりでなく、色んな形のクルマがラリーを走っていた頃の思い出話でした。

それでは、またー。

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