マルチェロ・ガンディーニのランボルギーニ。…と、フェラーリ?
天才マルチェロ・ガンディーニのカーデザインの大きな特徴は、
明確なウェッジシェイプ(くさび形)
と、
丸くないリアのホイールアーチのカタチ
だと思うんです。
この2点に注目して、前回に続き、ガンディーニ・デザインをご紹介していきます。
まずは次の2つのクルマを見てみてください。
ドーン💥
ランボルギーニ・ブラーボ。
1974年のトリノショーに出たコンセプトカーで、市販直前までいったようですね。
どうですか、横から見たときの見事なくさび形。そして、
このリアのホイールアーチのデザイン。ここをこうやってナナメに切るだけで、スピード感というか、前に向かうイメージがすごく強まっていると思います。上から見ると、こんなです。
次に、みなさんご存じのこれ、ドーン💥
ランボルギーニ・カウンタック。
このデビュー直前?の、ツルンとした、何も付いてないカウンタックが、一番カッコいいと思います。そしてこいつも、
やはりホイールアーチはこうです。
窓の上下のラインがリアまで繋がり、その間にできた平面が、縦から横にねじれていって、リアのライトの上でほぼ地面と水平にまでなるこの感じ、ほんと、カッコいい。
これも上から見ると、ハイこんな感じ。
ここから見ても、窓のところの平面が、リアに行くにつれ、ねじれて行くのがわかります。後のモデルでは、ここにエアインテークなどがくっついてくるので、この美しいウネリが見えにくくなります。
ホイールアーチ繋がりで行くと、こんなのとか、↓
マセラティ・シャマルですね。
ほかにもこんなのとか、↓
チゼータV16T。
ね。ホイールアーチ見ただけで、ガンディーニ・デザインだ!ってわかります。
そして最後に。
タイトルに「フェラーリ?」とつけてますが、紹介したかったのはこれ、僕の前の愛車、フィアットX1/9です! これも、ガンディーニ・デザインなんですよね!
って、フェラーリちゃうやん!
とツッコまれるでしょうが、いやいやこのクルマ、「プアマンズ・フェラーリ」なんて呼ばれてたんです。
失礼な!
値段は安いかもしれんが、
あかんフェラーリより、よっぽどカッコええわい!
と思っております。最後に何枚か、X1/9の勇姿を載せて、今日はこの辺にいたします。
それでは、またー!