見出し画像

オンラインの特徴をうまく活用する

ここ2年間、100本ほど、オンライン研修・授業を受けたり、実施したりしてきた。その経験から、オンラインの研修等の内容を、対面型の研修等にそっくりそのまま置き換えることができないことを実感した。対面でできることをオンラインで行おうとしても、できないことが多々あるのである。     つまり、対面とオンラインの特徴を踏まえた研修等をすることが必要になってくるわけである。

オンライン研修後の参加者の振り返りアンケート等から、次のことが少しずつ分かってきた。

①1回の説明や講義は15分~30分がよい。                     ➁1回の実践発表は15分~20分がよい。                             ※いくつかの実践発表・説明がある場合でも、オンラインでは、連続1時間が集中力の限界であるとの回答が多かった。

➂複数のブレイクアウトルームを設定し、参加者の意見交流を図る。            ※意見交流のためのブレイクアウトルームは1ルーム最大10人程度がよい。時間にもよるが、これ以上人数が多くなると発言者が限定される。                                        

➄質疑応答タイムは、チャットを活用すると効率的である。              ※初見の場合、質問がなかなかでないことがある。時間を有効に使うためにもチャット機能を使った質問にするとよい。                      

⑥パネルディスカッション等では、参加者の意見等をチャットで把握し、パネラーに考えを聞くと充実する。                           ※司会者が参加者の意見や質問をタイミングを考えて取り上げることができる。参加者の満足度も高めることができる。

➆ホワイトボード機能を使って、グループ協議を行うと議論の視覚化ができて理解が深まる。                                      ※ブレイクアウトルームで少人数で協議をする際、ホワイトボード機能を使って意見等を整理していくとよい。ホワイトボードに書き込んだものをもとに、メイン画面で報告することもできる。

⑧Googleフォームのアドレスを送るなどして、研修等の振り返りを行う。 ※研修後、振り返りをするのではなく、研修中に振り返りを行い、学びの一部を全体で共有する。

参加人数、参加メンバーを踏まえ、①~⑧をうまく組み合わせて、ねらいを達成できる研修や授業の構成を考えていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?