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五年間毎日トイレ掃除をしていた話

どうも、こんにちは。
【株式会社自分の履歴書】では、僕の過去について振り返ろうと思います。自分がどんな学生時代を過ごしてきたかを知ってもらうことで、読者の方に何か参考にしてもらえたらいいなと思います。

今日は中学から高校にかけて、約五年間毎日トイレ掃除をしていたことについて書いてみようと思います。罰だったり当番ではなく、本当に自分から家のトイレ掃除を五年間継続していた話です。少しでも僕が学んだことを皆さんに共有出来たら嬉しいです。最後まで、ゆっくりしていって下さいね。


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皆さんは「ドラゴンクエスト」というゲームを知っていますか?知らない人はほとんどいないと思いますが、念の為説明すると、自分が勇者になって魔王を倒し、世界を救うという名作王道RPGです。

「ドラゴンクエスト ゲームの目的」
プレイヤーの目的は、伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれた姫を救い出し、そして竜王を倒すことである。その目的を達成するためには、敵キャラクターであるモンスター(魔物)を倒して経験値と通貨となるゴールドを稼ぎ、レベルを上げ強い武器・防具を購入してプレイヤーキャラクターを強くし、探索範囲を徐々に広げていき、また、町の人々から情報を得て、それをヒントに重要アイテムを手に入れて謎を解く必要がある。

Wikipediaより

僕はちょうど、VIIIが発売された頃に小学生だった世代で、本当にハマってやり込みました。ポケモンやマリオにはそこまで熱中しなかったのですが、ドラクエにはどハマりした記憶があります。

で、このゲームにはメタルスライムというレベル上げ用のモンスターが登場するのですが、皆さん「メタルスライム」はご存知ですか?
有名な「スライム」が金属で出来ているような見た目をしているのですが、逃げ足がとにかく早く、防御力が桁違いになっていて、倒すのが難しいんです。その分、倒せると沢山の経験値(=レベルアップして強くなるのに必要)が貰えるため、例えば強くて倒せないボスがいる時は
「メタルスライムでも狩りに行ってレベルを上げるか」
ということになるわけです。

自分が学んだことを全て人生に適用し、応用するというのが【株式会社自分】の主なコンセプトなのですが、僕が小学生時代の貴重な時間をドラクエに費やして学んだことを人生に応用すると
「レベルアップしたかったらメタルスライムを探して倒せ」
ということになりますよね。

ということで、今振り返ってみると僕は見つけていたんです。この世のメタルスライム。勘の良い方はお気づきでしょう。僕にとってのメタルスライムは「トイレの汚れ」でした。会社の経営に成功している人の本を読むと、「お店のトイレはピカピカにしろ」という旨のことが書いてあることが多いのですが、知らず知らずのうちに僕はそれをやっていたようです。トイレを磨くことは、自分を磨くことそのものでした。

トイレ掃除を始めたきっかけは、その当時流行していた「トイレの神様」という歌でした。中学生だった僕は彼女もいなく、「とにかくモテたい」と思っていました。それで、モテるにはイケメンになるしかないと。つまり、素直で少し頭の悪かった僕は
「トイレを掃除すればイケメンになれる」
そう信じていたわけです。よく考えればそんなわけないというか、この考え方はある意味正しくて大きく間違っているというか。
兎にも角にも、そういったきっかけでトイレ掃除を始めてみることになり、気づけばそれから5年間ほとんど欠かさずにトイレ掃除をするようになりました。

当時住んでいた実家には、1階と2階にトイレがありました。2階のトイレはウォシュレットがついていて、1階のトイレには何もなく、1階のトイレを使うのは一番近い部屋の僕くらいでした。そんなわけで「1階のトイレは自分のトイレ」という意識になってきていたのもあって、毎晩毎晩トイレ掃除をしました。
ついでに玄関の靴並べもやっていて、毎晩寝る前にトイレ掃除と靴並べをするのが中学高校時代の僕の日課でした。

「イケメンになれる」そう信じながら、高校を卒業するまでの約五年間、部活が忙しくてもテスト期間でも、彼女に振られても、受験期でも、来る日も来る日も掃除を続けました。こうやって書くと大変そうですが、実際は手順は以下のような感じで、トイレ掃除自体は5分もあれば終わります。
・トイレットペーパーにまめピカをつけて、表面的についているほこりやらを綺麗に拭き取る
・トイレ用洗剤とブラシで中をゴシゴシする
ただそれだけ。それでも、こんな単純な作業でも毎日続けていると色々と発見がありました。

(まめピカは五年間愛用しただけあって本当に優秀で、手軽に綺麗にできるのでおすすめです)

トイレ掃除を続けての一番大きな学びは、磨けば磨くほど、汚れが見つかるということです。掃除を始めた頃はとりあえずトイレの蓋だったり、便座だったり、目につくところを掃除します。それを毎日続けていると、次は裏面が汚いのが気になります。裏面も綺麗な状態が続くようなると、次はより見えずらい便器そのものの裏側だったり、奥の方の床だったりを綺麗にしたくなります。こんなふうに、綺麗な部分が広がることで目に見えていない汚れている部分に気づくようになります。きっとそれは、毎日コツコツ続けた人にしか見えない部分です。ここに気付けるようになると、自分の仕事の質が大きく変わります。会社で上司を見ていても、「この人はすごい」と感じる人ほど、誰も気にしていない細かなことにまで気を遣っていることが多いです。
まさに、「微に入り細を穿つびにいりさいをうがつ」とはこういうことなんだと思います。

この五年間のトイレ磨きが僕の信条の一つである「誰にでも出来ることを、誰にもできないクオリティーでやること」をもたらしたのかもしれません。自分は天才ではないため、地道にコツコツ経験値を上げていくことでしか他の人より上に行くことは出来ません。毎日やると、他の人が気づかない小さなところまでこだわれるようになり、それが自分自身の大きな価値になります
その後、大学時代、社会人になってからと、毎日取り組んでいることは常にあるのですが、それはまた別の【履歴書】で書きたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事をよんで少しでも「トイレ掃除をしてみよう」とか、「何かを継続してやってみよう」とか思ってもらえたら嬉しいです。
今振り返ってみても、やっぱりトイレ掃除は僕にとっての「メタルスライム狩り」でした。ゲームと違って、毎日得られた経験値は少しだったかもしれませんが、五年間の蓄積があったからこそ、今こうして人並みに仕事ができるようになった自分がいると思っています。1回やるだけでも少なからず経験値は絶対に得られます。あなたにとって必要なことがトイレ掃除かどうかはわかりませんが、初めの一歩として、トイレ掃除をやってみてもらえると嬉しいです。

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