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漠然とある不信感や不安感の背景にあるもの


みなさんは、心の中に漠然と不信感や不安感を抱えていませんか。

今回は、その背景にあるものを暴いていこうと思います。

どうやら自分らしく生きていく上で、今この不信感や不安感と向き合わないといけないみたいです。

ということで今回もちょっと耳の痛い話になるので、ズバッと指摘されるの上等!な方のみ、読み進めて頂ければと思います。




さて、

漠然とある不信感や不安感の背景にあるものとは、


自分が自分を見捨てている状態


だと、私は感じています。


自分が自分のことを見捨てているので、漠然と不信感や不安感が心の中に募ってしまうんです。


え?別に自分のこと見捨ててないよ?
自分なのに自分を見捨てるってどういうこと?

と思われたかもしれませんが、自分が自分を見捨ててしまうことは十分ありえることなんです。


例えば、両親が早くに離婚してしまった。

幼馴染とケンカ別れしてしまった。

長く勤めていた会社を退職した。

居場所だったコミュニティから締め出されてしまった。

私たちはそんな風にして、継続的なつながりが断たれる経験をすることがあります。

他にも、親族を亡くした、恋人と別れたなどから、私たちはかかわり合いの“喪失”を経験します。


自分の心の支えだったのに、その支えを失ってしまった。

その場所で暖を取っていた・・・・・・・のに、追い出されてしまった。


そこで、

悲しい
つらい
苦しい
悔しい

といった傷ついた状態になるのですが、

その傷ついた自分を放置してしまうと、自分を見捨てた状態に陥ってしまいます。

そして、傷ついた自分を放置することは、立派な自己虐待・・・・になります。

自己虐待をしている状態なので、心の中にしこりとして漠然とした不信感や不安感が残るのです。


話は少しそれますが、最近見た動画で、

『人がお金や恋人を欲しがる理由は、“安心感”を得たいから』

と聞いて、妙に納得したことがあります。



お金があれば、日々の生活に困らないという“安心感”。

恋人がいれば、自分は愛されているという“安心感”。


確かに、外の世界に“安心感”を求めることは間違ってはいません。

しかし私は前提として、まず自分が自分に安心感を与えてあげないと、何事もうまくいかないと感じています。

人は自分・・から安心感を与えられないと、お金も人間関係もバランスが崩れて依存や執着が生まれ、安定した関係を継続することは難しいと思うのです。



なぜ私たちは、自分を見捨ててしまうのでしょうか。

傷ついている自分を放置してしまうのでしょうか。


それは、“弱い自分”と向き合いたくないからです。

傷と向き合うことで、自分が弱い存在だと思い知らされたくないからです。

けれど、向き合うとそれは“弱さ”ではなくなります。



傷ついていいんです。

大人になったって、人は傷つきます。

そして、それでいいんです。

“もう子どもじゃないんだから、いちいち悲しんだりしてはいけない。”

そんな風にして、私たちは心にできた傷を軽視してしまいがちです。

しかし、傷ができるということは弱いことではないのです。

むしろ、優しく温かい心があるからこそ、人は傷つくのです。

人を愛したいからこそ、私たちは傷つくんです。



よく、インナーチャイルドを癒すと言いますが、その“インナーチャイルド”は何も子どものころではなくていいのです。

大人になった後でも、なんなら昨日の自分だって“インナーチャイルド”なのです。


だから、漠然とあなたの中にある不信感や不安感を放置しないでください。

あなたの中の傷ついたあなたに寄り添ってあげて下さい。

何が悲しかった?

何がイヤだった?

と、優しく語りかけてあげて下さい。

もっと愛されたかったのかもしれません。

もっと愛したかったのかもしれません。

心から安らげる居場所を守りたかったのかもしれません。

そうやって、傷ついたあなたが抱えていた孤独を、まずはあなた自身が分かち合ってあげて下さい。


本当に成熟した人は、痛みをきちんと感知できるし、それに対して適切に対応することができます。

痛みを感じるというのは子どもっぽい幼稚なことではなく、きちんと自分を大切にできるということなのです。

そうすることで、あなたの中にある漠然とした不信感や不安感は消えていき、

たくさんの愛をもらったり与えたりすることができるのだと、私は思っています。




おまけのメッセージ🌠


執着してもいいんだよ。
執着してしまうということは、
それだけあなたが大切な何かを失ってしまったということだから。
その失ってしまったものを埋めようとして、執着してしまうんだよ。
だから、執着してしまう自分を責めたり否定したりしないでね。
それは、あなたが傷ついた心を持っている証拠でもあるんだよ。
だから、寂しさを感じたり、
誰かとのつながりを失う恐怖に襲われたときは、
あなたの心の傷をきちんと見てあげてね。
そして、しっかり癒してあげてね。



何かの参考にしていただければ嬉しいです😌


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