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幻想から抜け出られない日本人   (その2)

前回の投稿ををイントロにして、昔書いたものを 

以下のようにリライトしてみました。
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世の中を見ていると 日本人というのは、本当にのんきな、甘い国民では
ないかと思います。

コロナ禍の時には「もっと給付金が必要だ」という世論でしたし、大学の研究費が足りなくてノーベル賞になるような研究ができないとか、もっと福祉予算を充実すべし等々新聞紙上では、国の対応やその裏付けとなる予算が足らないと言われています。

また事故や児童虐待の報道があるたびに、もっと行政が関与すべきだとの論調になります。

こういう主張や考え方をする人々が暗黙の前提としているのは、行政のコスト、経費、予算は必ず手当されるべきである、その財源をどうするかは自分には関係ない、誰かがどこかからお金を持ってくるという幻想ではないでしょうか。

そもそも、それらの経費はすべて税金で賄われています。

消費税の引き上げを渋っておいて支出だけ増やしたいというのは都合の良い幻想ではないでしょうか。

ここで政治家を責めても仕方ありません。(もちろん自腹を切らない予算の支出に積極的な政治家は沢山いますが…)

投票を行う人がそういう幻想を持っている限り事態はますます悪化していきます。

有権者が責任を持った判断をしないと物事は改善しません。

そういう幻想に囚われているという点で、日本人のいわゆる民度は低いのではないでしょうか。

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