TABICAの「遊郭・遊女の歴史めぐり」に参加してみたッ!!
こんにちは!モエコ代理のヤナギ(初登場w)です。
デザイン室のオチムシャ君(ゴンドウ)と一緒にガイド・マッチングサービス「TABICA」さんで人気のツアー「遊郭・遊女の歴史めぐり。知れば知るほど奥深い『吉原の今昔散策』」の参加レポートをお送りします!
(なお吉原散策を選んだ理由や目的については前回の記事をご覧ください)
4月3日の朝10時、出発地点の南千住駅に集合!
東京は桜満開で良いお天気でしたが、北風が冷たい!
ガイドの佐藤さんはどんな方かな?
とドキドキしていたのですが、TABICAのプロフ写真通りの方ですぐにわかりました。ご挨拶をしたらホワっとした方でやさしそう!安心しました。
ちなみに佐藤さんは、NHKの番組やアド街にもご出演されたそうで、
このエリアの達人だそうです!!
参加者は我々含め5名。
皆さん東京かと思ったら、京都や筑波など遠方の方もおりびっくり。
本日のルートは南千住を出発して南へ下り、吉原エリアを中心にその周辺の山谷などを含む、奥浅草とよばれる一帯の歴史探索です!
まずは松尾芭蕉の銅像(身長2mくらいあり、実物より多分デカイです...)
奥州・日光街道が通るここ千住の地は宿場でもあり、芭蕉も立ち寄ったそう。
JR南千住駅を出て吉野通りを下った先のエリアは江戸時代に処刑場があった(?!)とのことで、小塚原処刑場跡地をめぐりましたが、今はその面影は残っていません...
このバス車庫の近辺が処刑場だったそうです。手前のコンクリート床が何かをキッチリと埋め立てたい意図がありそうで、コワイです!!(涙目)
また、処刑場に送られる前に今生の別れを忍んだ「泪橋」という橋が吉野通りと明治通りの交差点付近にあったそうですが、地名として残るのみで橋はありません。
ちなみに、ボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」はご存知でしょうか?ジョーが子供たちを訪ねるときに出てくる橋が泪橋だそうです!
泪橋を少し下ると、かつての労働者街の山谷地区となるのですが、ここがジョーの漫画の舞台となっているそうで、いろは商店街には確かに丹下のおっさんや、ジョーの姿まで!ちょっと顔色が悪いですねw
山谷を抜けてぶつかるのが日本堤通りで、ここはかつて土手であり、この土手の向こう側がいよいよ吉原となります。
少し下ると吉原の入り口である吉原大門という交差点があります。
その名の通り大門があったそう。
吉原で遊んで帰る際に名残惜しんで振り返った「見返り柳」の碑とちょっと貧弱な柳の木が残るのみです。
写真では分かりにくいですが、吉原の目ぬき通りである仲之町通りの入り口付近は道がグッと曲がって、町の中心を見通せないようになっています。
これは吉原に通う人が外から見えないような配慮だそうで、
吉原の街づくりデザインが、こういった地形として残っています。
ずんどこ町の中に進みます。吉原の町は京都のように道が碁盤の目に整備されていて、左右対称の作りになっています。
これなら迷わない!約400年前の徳川家康の時代に作られた吉原の町づくりのコンセプトや、地形、当時の風習のお話しを聞きながら散策しました!
聞けば聞くほど、ふむふむ、なるほどなるほど、へえぇぇぇ、と非常に興味深いお話しばかり。
でもちょっと話が長くなるので、はしょります。興味ある方はぜひこの本、『奥浅草 地図から消えた吉原と山谷』(佐野陽子、サノックス)をおすすめします。
吉原公園の向かいに構える「カストリ書房」さんで購入しましたが、オンラインストアでも購入できます。
カストリ書房さんにあったガチャポンで昔のお色気雑誌の表紙イラストのキーホルダーをゲット!!(わーい)
当時のグラビアアイドルならぬ、グラビアキャラクター?って感じのレトロな絵の本や、遊郭や江戸の歴史、文化に関する本がたくさん置いてあるので、立ち寄り必至のお店です。
(オチムシャ君はさっそくキーホルダーをバッグにつけてました)
向かい側の吉原公園は桜が満開!
実は吉原、もっとすごい風俗街をイメージしていたのですが、今では普通の下町という感じで、散策ルートでは唯一ここが現役のソープ通りでした。
でもなんだか昭和レトロな建物で、昼間のせいかほんわかした雰囲気。看板のレトロな文字が素敵です。今みたいにフォントがなかった当時の看板のデザインって一つ一つが個性的です。
レトロ・フォントみたいなフォントセットがあったらいいのに。フォントメーカーの方、作ってくれませんか?
今でも風情を残している「角えび」さん。
かつて一番の大店だったそうです。
誰かに見られてる気がして振り返ったら、流し目の女性が!w
吉原の主人公はもちろん女性たちですが、華やかな町の背景に様々な悲しいこと苦しいことがあり、無念の最期を遂げた女性たちの歴史でもあります。
町そのものも、何度も大火に見舞われ、戦争や大地震のたびに焼け野原同然になり、それでもたくましく立ち直ってきた町だそうです。
それらの悲しい歴史を残しているのが、吉原神社、弁天池跡、投げ込み寺といわれた浄閑寺など。これらの史跡めぐりが本日のクライマックスです。
弁財天のこの絵は芸大生が描いたそうです by オチムシャ君。
浄閑寺に向かう途中には、この地に馴染みの深い樋口一葉記念館があり、そのそばのお煎餅屋さんで、ガイドの佐藤さんがお土産に「お札せんべい」を買ってくださいました!食べたら価値が減ってしまいそうですw
浄閑寺でのお参りを最後に、3時間におよぶツアーは無事終了。佐藤さんのお話は本当に詳しくて勉強になりました。人気のツアーということで、TABICAでの予約はすぐに埋まってしまうそうですが、おすすめです!
それにしても北風が本当に寒かった!
最後はモエコおすすめ☆、三ノ輪駅近くの有名なラーメン屋さん「トイ・ボックス」で温まりました。鶏チャーシューうまし!
と、、、最後にご報告です!
前回の記事で「勝手にアプリデザインさせていただきます!」なんて言ったら、なんとTABICAさんの中の方から公認?いただいてしまいました。
ということで、今回ガイドマッチングサービスを体験させていただいたこの経験を、アプリのUIデザインに活かしてみたいと思います。
一つ気付いたのは、今回はモエコが江戸文化に興味があったので、このツアーをすぐに見つけられたのですが、自分の興味関心って漠然としてることが多くて、そんなにはっきりしてない場合もありますよね。
例えば、本屋をぶらぶらしてると、目的の本と全然関係ない面白そうな本を発見して、つい買ってしまったみたいな経験は誰でもあると思います。
今度の週末暇だからどっか行きたいけど、特にどこがいいか思いつかないなーなんて時に、TABICAさんのようなガイドマッチングサービスで偶然の発見や出会いを、デザインでどう解決できるか?そんなことをこれから考えてみたいな、と思いました。
ということで長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。これで今回の体験レポを終わりたいと思います!!!
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