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聴いて、見て、触れて…五感で「かけ橋」に出会う旅|茨城大学教育学部附属小学校4年生探究旅行レポート②

9月28日・29日に宿泊学習を行った茨城大学教育学部附属小学校の4年生と複式学級の児童の皆さん。
本noteでは、2日目に訪れたいばらきフラワーパークの体験と、それに向けて1日目に行った事前学習の様子をレポートしていきます。

一日目のレポートはこちらからご覧ください▼

翌日訪れるいばらきフラワーパークについて、講話で予習

「かけ橋になることは、難しくないと思います」と話し始めた藤野龍一さん。いばらきフラワーパークでマーケティングマネージャーを務める他、今回の宿泊先だった星野リゾートでの勤務経験や、鎌倉学園高等学校の皆さんがフラワーパークを訪れた際に野遊びを教えてくださったブッシュクラフトインストラクターとしての活動など、さまざまな経験をお持ちの方です。

今回は附属小学校の皆さんに向けて、フラワーパークの紹介と、自身がこれまでのキャリアでどんなかけ橋になってきたのかをお話してくださいました。

お話の冒頭で藤野さんが「フラワーパークに行ったことがある人ー?」と尋ねると、三分の一ほどが挙手。さすが、茨城県内の学校です。
そんな児童の皆さんに向けて、
・エントランスに使われている石はすべて筑波石である
・パーク内には植物が多数あって中でもバラは900品種もある
・「見る」以外の五感を使って楽しめるよう工夫している
など、来園したことのあっても知らないであろうことを説明。そして、児童の皆さんの今回の学習目的である「未来へのかけ橋」を意識し、「園内の花の手入れをしている人は、何と何のかけ橋になっていると思う?」などと言った質問を織り交ぜ、学びが深まるよう進行してくれました。

一通り説明を終えた後の質問タイムには、たくさんの児童さんが挙手。時間の都合ですべては取り上げられなかったのが惜しいほどでしたが、
・人気の花は何ですか?
・園内にあるめずらしい植物は何ですか?
など花に関する質問が多く、小学4年生らしさを感じる場面でした。

順を追って自身のキャリアを紹介しながら、それぞれ何のかけ橋になってきたのかを説明し終えた藤野さんから児童の皆さんに向けて「役割を強く意識して取り組めばかけ橋になれる」というメッセージが送られました。

講話の最中、係になっている児童の子たちは、藤野さんのお話や、話を聴いている友達の様子をタブレットで写真に熱心に収めていたのが印象的でした。探究学習、そういったこともするんですね。伺ったお話と共に学校に持ち帰り、今後の学びに役立てられることと思います。

前日の学びを、自然に触れながら確かめる“体験学習”

講話を受けた彼らは翌日、土浦から石岡へ移動し、フラワーパークを実際に訪れました。
ここでのメインの活動は、ネイチャーラリー! 

カードに書かれている「カラフルなもの」「聞こえた音」などをパーク内を自由に散策しながら探します。リニューアルしたいばらきフラワーパークのコンセプトである“五感”を使って自然に触れられる内容です。「キラキラしたもの」や「たからものにしたいもの」の欄には少し迷っている様子の子もみられましたが、あっという間に9つの枠すべての項目を見つけてしまう子がほとんど。

パーク内を歩いていると、「あっちにフワフワの大きい葉があったよ!」などと発見したものを共有してくれるおかげで、普通に歩いていたら見落としてしまっていたであろうものにまで目を向ける機会となりました。

個人的にはビンゴまでの速さの他にも、「ここにスミレが咲いてる!」「この植物はコキアに似てるね」など、一緒に歩いていると植物名が次々と出てくる子が多いことに驚かされました。見て名前が分かる植物がたくさんあるって、豊かですよね。

ネイチャーラリーを終えた子たちは、自由時間。
バラの株の根本にあるタグを見て色と名前を見比べて歩いたり、大きく咲いたダリアの鑑賞を楽しんだり、前日藤野さんに「パーク内に7つある」と教わった大きなブランコで遊んだり…中には草原を、斜面の上から転がり落ちて遊ぶ子たちも。昼食時も外でお弁当をお弁当を食べ、よいお天気の中で自然とたっぷり感じられる時間になりました。

人と人、人とモノ、コトとコト……何をつなぐ「かけ橋」になる?

今回の旅は、「4年生は低学年と高学年をつなぐ『かけ橋』の役割の学年」という年度当初のお話からスタートしたと伺いました。

・個人の関心に合わせた3コースでの研究所見学
・エキスポセンター
・藤野さんのお話
・BEB5土浦での宿泊
・いばらきフラワーパークでの自然との触れ合い

2日間の宿泊学習でさまざまな「かけ橋」に出会った附属小学校の児童の皆さん。フラワーパークのコンセプトと同様に、「見る」だけでなく五感を使って「感じる」体験をしていただけたのではないでしょうか。今後は体験したことを学校に持ち帰り、自身はどんな「かけ橋」になりたいかを考えていくそうです。
この2日間が、「未来へのかけ橋」への考えを深め、行動をおこすきっかけとなれば嬉しいです。
今回ご協力いただいた各施設の皆さま、ありがとうございました!

執筆:荒川ゆうこ

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