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芍薬(シャクヤク)/女教皇 ハーバルタロット#2

芍薬(シャクヤク)Paeonia albiflora(ボタン科)

芍薬の学名、Paeoniaは古代ギリシャの神々の医師の名前パイアンまたはパイエオンに由来するようです。アポロンがパイエオンに仮装しトロイア戦争で傷をおった神々を癒したという話があります。

また別な話としては、パイエオンがある神様を治療したことに嫉妬し、医神アスクレピオスがライバルのパイエオンを殺したという話もあり、ケルト神話にも似たような話があります。

0.芍薬の花の精(精霊、妖精、天使のようなもの)
1.芍薬のスピリチュアルな特性
2.男性的魔術と女性的魔術
3.無意識の階層に意識をひらく
(全1924文字)

0.芍薬の花の精(精霊、妖精、天使のようなもの)
先の神話の続きとして、パエイオンを哀れに思った神が、彼を薬効や高き花に変えたそう。それがこのボタン科の芍薬や牡丹となったとあります。

(ちなみに、芍薬と牡丹は同じボタン科であるが、芍薬は多年草の草本、牡丹は木本という違いがあるが、薬用植物としては同じく主に根を使用する)

また、この植物が月光から生じたという伝説や、牡丹を愛する男性の前にある女性が現れ孤独な彼の善き友となり、最後に彼女は自分が花の精であり、彼の愛により自分はここに顕現することができたという話があります。

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