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癒しと学び① 自分らしく生きること

癒しと学びは地続きにあり、これまでの自分の学びや経験を、もりとアートの学校で、もうちょっと形にしていきたいと思っています。でも、なぜか「どういうワークショップや講座にしようかな?」と考えると、頭痛がしてくるので、まずは、癒しと学びについての自分の中にあるものを文章化してみようと思い書きはじめました。

時間に縛られたくないぞ!という子ども時代

私は子どものころから、時間と場所に縛られることに関して嫌悪感があり、大人になっても会社に勤めたり、決まった時間に決まった場所に行くことをしないで生きられるかをずっと考えていました。

そして、大人や社会が望んでいることを察知し、表面上はそれに従い文句を言われないようにして、でも、内面ではこれだけは決して譲らないというものは大事にとっておこうという感覚がありました。

なので、ある意味、二重性がずっとあって、社会から望まれることと自分がやりたいことを合致させて、二重性がだんだんなくなっていった時に、それまで、ものすごいエネルギー使って来たんだなと思ったことがあります。

30代でアロマセラピストとして仕事を始めた時が、二つのものが合致した時でした。

いわゆる自分探し

それまで「自分らしく生きる」ということにこだわっていたものの、何が自分らしいのか、はっきりわからず試行錯誤の模索をしてきました。それはそれで、振り返りながら書いてみたいのですが、またどこかで書いてみます。

会社とか時間とかに縛られたくないとはいえ、自分がやりがいのありそうな仕事をそれなりに探して、広告関係や情報誌の仕事などをしていました。それはそれで、学びはたくさんあったので、良かったわけです。

ある時、その職場の同僚が退職し、しばらくして会った時に「仕事何してんの?」と聞いたら「チャネラーやってる」ということだったので、興味津々で、友達だから怪しむこともなく、個人セッションしてもらうようになりました。

その頃は20代後半。そのあたりから、人間が持つ不思議な力に興味をもったり、スピリチュアルな視点から自分の生きる方向性を考えたりする傾向が強くなってきました。直感または直観を鍛える方法をチャネラーの友人に教えてもらったりもしていました。ぱっと目についた言葉をメッセージとして読み取ったり。

パワーストーンを持つことなどもアドバイスされて、身につけたりもしていました。それを機に、石好きになり、たまに石屋さんにプラッといったりしていましたが、そこで、ハーブやアロマなどとも出会ったりするわけです。

そこから、ヒーリングやセラピーの世界にひかれていき、自然界の石や植物がなぜ人を癒すのか?に興味がわいてきて、結局、アロマセラピーを学ぶことにしました。それは石よりもアロマの方が科学的根拠がありそうだったからです。スピ好きなわりには、科学的根拠とかこだわるタイプなので。

学びと探求のはじまり

アロマセラピーを学ぶことを決めたのですが、当時はアロマセラピストという仕事があることも知らなかったし、「やっぱ仕事に繋がらないとね」と思い香水関係の販促の仕事のための学びをはじめることにしました。パッケージデザインとかね。それまでデザインの仕事をしていたので、自分のキャリア的には無理がなかったのです。

しかし、その学びの中でアロマセラピーの授業が1コマだけあり、それを受けた時に「やっぱり、学びたいのはこっち!」ということが明確になり、そのコースの次のステップにはいかないことにしました。学校の方にその旨伝えたら「アロマは仕事にならないですよ」って言われました。

でも、その時は、そんな言葉にも揺るがず「自分が学びたいものを学ぶのだ」という意志の方が強くなっていました。しかし、内心は、思い切って清水の舞台から飛び降りたという感覚もあり、ちょっと怖かったけれど、すがすがしい感じでした。

学びをはじめると、入ってくる情報も人間関係も一変し、楽しくて仕方がない毎日でした。1年間の学び、そして、そのあと仕事にしていくまでは悩みもありつつ流れに乗っている感じがありました。

アロマセラピストという仕事があることすら知らずに学び始めたのですが、マッサージの授業がとても楽しかったので、それが楽しいってことは仕事にできるかも!と思ったのでした。

以前やっていた仕事の延長で、フリーランスでモノを書く仕事をしながら、アロマセラピストして準備をはじめ、個人セッションのモニターなど友人にやってもらっていました。それでも、何かうまくいっていないと落ち込むこともあり、仕事にならなかったらどこかでバイトでもすればいいや、と覚悟を決めたりすると、友人から受けたい人がいるよ~という紹介の電話をもらったり、何か助けられているように感じることも多々ありました。

やりたいことを仕事にする時に考えたこと

この時点での自分の考えは、「私自身も自分らしく生きられるように、みんなも自分らしく生きられる世界にする必要がある」というものでした。利己的な部分と利他的な部分を自分なりに融合したものです。ぶっちゃけ「自分が自分らしく、やりたいことをやり、やりたくないことをやらない世界をつくりたい」ということなので、あくまでも自分軸からのスタートです。

仕事にするのであれば社会にニーズがなければ収入は得られないので、自分のやることが、社会や他者にとってどういうメリットがあるかを考えた結果でもあります。

(つづく)
次はアロマセラピストとして仕事をする中で出会ったホリスティックな世界観の話など描きたいと思います。

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