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Plant Medicine 植物や自然界のこと

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2022年5月の記事一覧

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自然界の魂と人間の魂をつなぐ

植物とは地上に刻印された星々の言葉

古代文明の研究者の中で、ギザの3つのピラミッドはオリオン座の3つの星の並びと角度がピッタリであると主張している人がいる、というのは有名な話かと思います。しかし、それを認めてしまうと、それが建造されたのは紀元前1万年ほどになり、今まで伝えられているエジプトの歴史が覆ってしまうそう。 そのピラミッドのように、地球上にある古代の建造物は、星の位置などを投影したものが数多く見つかると言います。古代の人は星の示す言葉を理解していたのだろうと思います。 晴天の夜に空を見上げ、煌々と輝

タンポポと木星

春の遅い裏磐梯は、今、タンポポが真っ盛り。 さて、タンポポは天体との関連でいえば、木星であると言われていす。パッと見た感じは、太陽のような感じですよね。 木星の植物の特徴として、以下のようなことを現しています ・色が黄色い ・木星の臓器である肝臓と関連がある。植物療法的には、強肝作用があると言われています。 ・花や種が、ふわっと広がる感じ(ガス惑星の木星に似ている) などなど、色や形、作用などから、記号学的には木星につなげていけるところがあります。 そして、タンポポを観察

桜の塩漬け

裏磐梯では八重桜が咲きはじめました! 季節になると、SNSの過去の投稿に上がってきたりします。桜の塩漬けは、季節の色と香りをとどめておく賢い方法。つくっても意外に減らないので、毎年作る感じではないですが、気が向いたときにつくっておくと、桜茶や混ぜご飯、トッピングなどに使うことができます。 では、桜の美しさとともにレシピをお届けします。 材料: 八重桜500g 塩100g 梅酢100ml *お好みで調整 *梅酢の代わりに米酢などでもOK つくり方: ①桜をさっと洗って水

ヤブツバキのローション&ジェル

わが家のヤブツバキ。 いつも雪につぶされていますが、 雪が溶けるとたくましく立ち上がります。 そして、今時期、たくさんのお花がつきます。 この、赤い色、何かに使えないかな、 と思い、いつも考えますが、 昨年、ちょっとだけ実験してみたので、 今年も引き続きやってみました。 花弁をとってお鍋でグツグツ煮ます。 最初は花弁の色がみるみる変わり、 普通のハーブティーなどのように、 黄色っぽい色のお湯になってくるので、 な~んだ、つまんなーい、 と思うのですが、しばらくグツグツして

月と桜と精霊と~桜は月になりたがっている

ゴールデンウィーク明けに、月と桜をテーマとしたリトリートをおこないました。コロナがやってきた2020年から現地でのワークショップは中止していたので、今回、2年半ぶりぐらいのワークショップ。 ひとりじゃなく、参加者と一緒に同じ植物を観察できるのがとても嬉しかったのと、裏磐梯の自然の素晴らしさを体感していただけたことが、自分にとっても、とても良かった。来てくださった方に感謝です。 植物とともにリトリートをする意味は、植物は人間よりもうまく地球上で生きているから、そこから知恵や

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レディスマントルの朝露をめでる季節

行者にんにくの不思議

行者にんにく (Allium victorialis) 行者にんにくの凄いところは、球根のところが、まるで布のようなもので覆われているところです。最初、土の中に布が埋まってるのだと思っていた。 また掘っても同じ状態だったので、これは行者にんにくが生み出したものであることがわかる。他の植物でこんなの見たことがない。なんでこんなのがつくれるのか不思議だ。 学名もちょっとかっこいい。 今年もたくさん出てきました! 天ぷらにしてもよし、炒め物に入れてもよし、めんつゆにつけて

ヤナギの花のかほり

ヤナギについて、先日も書きましたがしつこいですね(;^ω^) でも、植物の時期ってきまっているので、その時に観察しきらないと、また来年、ってなります。 昨日は風が強かったのか、ヤナギの枝が幾つも落ちていたので、まじかで観察するチャンスだなと思い、拾ってまいりました。 花はしっぽのような尾状花序。らせん状に小さな花がびっしりとついていて、開いてくるとなかから雄しべらしきものを2本伸ばしていきます。ほんとに小さくてルーペでやっと見る感じ。 で、雌しべは小さすぎて確認できませ