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ポジティブな昔の自分にまた会えた!仕事や人との向き合い方が変わった時間

次世代につなぐ未来のために、人と自然が共繁栄する「Regenerative(リジェネラティブ)」なあり方を考える、オンラインプログラム「Regenerative Futures Camp~世界をよくする会社をつくる人へのオンライン研修~」。

2022年1月にスタートし、今までに90名以上の方々にご参加いただき、参加者満足度はなんと100%!

参加者の方々は、なぜこの研修に参加し、そしてどんな時間を過ごし、何を得てくださったのか。いただいた感想をご紹介します!

第三期生 高橋志帆さん
(グーグル合同会社)

「小さな努力でも未来は変えられる」
そう思ってがんばったけど、努力が続かなかった理由…

私は比較的ポジティブな人間で、社会問題への関心も高く、数年前までは、どんな問題でも一人の人間が行う小さな努力を続けることで、少しでも問題の解決に前進できる、そんな楽観的な考えを持っていました。

だからこそ、ペットボトルを使わずに水筒を持ったり、牛の環境問題への影響を聞いた時には、牛肉を食生活から無くしてみたり(焼肉に行けず悲しかったです。笑)…。

多くの大量生産された商品の中に含まれるパーム油は、熱帯雨林の減少へ影響すると聞き、パーム油が含まれる商品の購入をやめてみたり、ファストファッション商品をやめようとしたりしたこともあります。

また、児童労働の元になっているというミカパウダーが入っている化粧品を避けようとしたこともあります。(ちなみにほとんどの化粧品に含まれています、含まれていない商品を見つけるほうが私は難しかったです)

こんなたくさんの「努力」を積み重ねてきた私ですが、自分のどこかしらで生活における不便さを感じている自分がいて、いつの間にか、「小さな努力」のために、「我慢」をしている自分がいました

我慢を自分がしているということは、周りにもその考え方や努力を普及しようとすると、その「我慢や不便さ」をも押し付けてしまうような気がしました。同時に、一人で努力していて、周りにも広げられず、一人で終わってしまえば、その「小さな努力」は無力となり、意味がなくなると感じるようになり、私は急に努力することを全て一気にやめてしまいました

どんどん悲観的な人間となっていた気がします。

我慢をしなくても、ポジティブに未来は変えられると知った

そんな時に、Earth Companyの代表理事の濱川明日香さんの講演を会社で聞くことがありました。明日香さんのお話は可能性に満ちていて、我慢をしているようには到底みえず、どちらかというと活動からエネルギーをどんどん得ている方に思えました。

Earth Companyが創設したMana Earthly Paradiseも、100% サステイナブルな素材を扱っているにも関わらず(と言ったら何ですが)、インスタグラムで自慢したくなるような素敵な内装とラグジュアリーな体験をバリで体験することができるホテル。

Mana Earthly Paradise に併設のレストラン

我慢をして何かマイナスな状態ではなく、むしろ日常生活では手に入ることのできない素晴らしい体験を獲得することのできる場所のように思えました。

この時、初めて気づいたのです。何かを得るために、何かを犠牲にしないといけないと思うこと自体間違っていると。

その瞬間に、急にポジティブで楽観的であった昔の自分が戻ってきたような、昔の自分と久しぶりに通じ合えたような気がしました。「楽観的」と記載しましたが、そこにはなんとなく現実的な側面が追加され、犠牲や我慢だけではなく、みんなが得をし合えるようなエコシステムを作ることができるような気がしました。


私も「リジェネラティブな未来」の一部になりたい

この時に思い出したのが、メディアでよく取り上げられた「注文を間違える料理店」。この料理店で働いている店員さんは、認知症を患っています。認知症を患っている人が、記憶力が試される料理店でどうして働くのか、普通は思うかと思います。

ただ、この料理店はそんな、注文を間違えてしまうかもしれない料理店であることをあえてお店の名前にしました。

どんな料理が届くかわからないわくわく感と、間違えたら間違えたで「まあいっか」そう思える、お客さん側からもポジティブさが溢れる、「注文を間違える料理店」にしか実現できない空間を作り上げました。

今、世の中にある経済システムは「消費者」と「生産者」で成り立っています。消費って消す、費やすって書くようにすごくネガティブですよね…。

消費をしなくても、消費者も何かを生産できるのではないか。そんな明日香さんのお話を聞いてみて私は、もっと彼女について知りたい、もっとEarth Companyの描く未来を覗きたいし、その一部になりたいと思えました。

そうやって私は、Earth Companyが主催するRegenerative Futures Campに参加することになりました。Regenerative Futures Campでは、明日香さんのように何かをRegenerateしながら、世の中に影響力をもたらす方々のストーリー、コンセプトを知ることができました


「なりたい姿になる(Be)」の大切さ

特に印象的なことをシェアさせていただきます。

最近世の中では、SDGブームとも言えるような時代になっていると思います。いろんな企業や政府機関でSDGバッジを作ったり、SDGについて考える時間を設けています。

まずは行動に移してみようと言う日本の言い方があるように、これは悪いことではないと思います。

ただ、行動に先に移してしまうと感情が追いつかず、結局それこそサステイナブルに続けられないことがあります

Regenerative Futures Campで学んだのは、行動に移す”Do”を先に行うのではなく、なりたい姿になる”Be”の大切さです。

これは世の中がよく言うDo, Have, Beとは逆のアプローチです。

私も就職活動の時に自己分析で使いました。

“Do”何が会社でやりたいかを考え、”Have”人生の中で欲しいものは何かを想像し、そうすると”Be”理想的な自分になれる。

ただ、これの盲点はDo, Haveまで獲得できた時、結局”Be”が自分が思っていたものと違うなんて言うことはありませんか?

私も会社に入って、将来、車やマイホームを得たいな、なんて思います。ただ、結局そんな夢を実現できた自分が忙しくて忙しない姿になっていたら、「思っていたものとは違う」なんて自分の人生を深く後悔してしまうなんていうことになりえるかもしれません。

話をSDGsに戻して、まずは、なぜSDGなのか?SDGと言ってどういうキーワードが連想されるのか?まずはイメージをしてみること。SDGを実現できている自分はどういう姿なのか?すると、優しさ、ポジティブさ、エネルギーなどいろんな言葉が浮かぶと思います。

そこから、どんどん自分の内から心がけられるものを始めてみて、なりたい姿になる/模倣する”Be”、そこから行動に移す”Do”、そしたらあとは獲得/実現するのみ”have”になります

長くなってしまいましたが、私はRegenerative Futures Campに参加をして、SDGsや仕事への向き合い方だけではなく、日常生活における悩みとの向き合い方や人間との向き合い方に対する考え方が大きく変わりました。

ぜひ、私の友達にも機会があれば受けて欲しいです!

\高橋さんの「仕事や人間との向き合い方」が大きく変わった時間。
詳しくはこちら!/

Regenerative Futures Camp
~世界をよくする会社をつくる人へのオンライン研修~

https://www.earthcompany.info/ja/blog/rfc04_2023/





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