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Green Schoolが繋いだEarth Companyとの出会い

こんにちは!Earth Companyの島田颯です。主にインパクトヒーロー支援事業やバリ島研修事業を担当しています。今日は、僕はEarth Companyに出会った一日を紹介します。

イノベーション教育とGreen School

2018年2月のある日、大学1年生の時に参加したMakers University(NPO法人ETICが運営する大学生向け起業私塾プログラム)の同期で教育事業をしている友人から連絡がありました。

「颯、久ぶり元気?いま、僕が担当している高校生向けプログラムのMakers University U18で大学生メンターを探してるんだけど、どうかな?ぜひイノベーション教育グループの担当をしてほしいんだけど」

と。

テーマが「未来を担う世代が、どこで暮らしていても質の高い解の無い課題に立ち向かう力を伸ばすことができるサービスを提案せよ」でした。

(そして、その時にお題を出してくれたメンターがi.clubの小川悠さんで、のちにEarth Companyの社会起業家向けバリ島プログラムに参加するという出会いもありました)

私はもともと途上国で教育支援を行うe-EducationというNGOで、1年間の海外インターンシップに参加した経験はありましたが、「イノベーション教育」にはほとんど知識がありませんでした。

そこで真っ先に浮かんだのインドネシア・バリ島にある環境教育に特化した、21世紀のリーダーを育てる「グリーンスクール」という学校でした。どんな教育が行われているんだろうとわくわくしながら、「考えても仕方がない、行ってみよう!」と思い決断。

5日後に、出発する東京からバリ島行きの航空券を取りました。これが、もともとのバリ島に行く目的でした。

世界最先端の環境教育を行う、バリ島のグリーンスクールへ!

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そうしてバリにやってきて無事、目当てのグリーンスクールの訪問を果たしました。

これぞ、イノベーション教育。

バリ島のジャングルの中にある竹でできた校舎で、子どもたちが生き生きと自然に囲まれた空間で学んでいる姿に「これはまさに21世紀型教育」と圧倒されました。

ソーシャルイノベーションの聖地・バリ島にいるんだから…

そして、せっかくバリに行くのだから、バリのNGOの活動拠点にも訪問したいなと思っていた時、僕のバリでのFacebook投稿を見て、元インターン先のe-Education代表の三輪さんがメッセージをくれました。

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そこでグリーンスクールを訪問した次の日に、バリ島を拠点とし、ラストマイル(途上国の最も支援が行き届きにくい地域)への支援を行っているKopernikというNGOのオフィスを訪れました。

(余談ですが、2016年に参加したMakers UniversityでKopernik代表の中村俊裕さんの講演を聞いたことがあり、Makers Universityでの経験は本当につながっていると実感します。ETICさんには本当に感謝です。)

日本人大学生がアポなしで海外NGOのオフィスを訪問するのですから、傍から見るとちょっとあやしい人です。

ダメもとで「日本人はいますか?」とオフィスのフロントデスクで聞いてみたところ、丁寧に対応していただき、そこに現れたのがKopernikで働く濱川知宏さんでした。

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有難いことにお時間をいただき、Kopernikがラストマイルで必要とされているものを自分たちで開発する方向にシフトしたことを伺ったり、実際に支援物資として届けているものを並べそろえたTechキオスクの商品を紹介していただいたりしました。お話を通じて、現場ファーストで、社会に必要とされている活動をしている団体だと感じました。

連絡先を交換させていただいて、オフィスを後にしました。

Kopernikをきっかけに「Earth Company」につながって、衝撃を受ける

そこからが急展開でした。

連絡先を交換した後に、Facebookでつながると、経歴に「Earth Company共同創設者」とあり、びっくり。私が受けていた大学の授業にゲストスピーカーとして、Earth Companyが支援する気候変動活動家のキャシー・ジェトニル=キジナーが来てくれたことがあったからです。

でもこの時の印象は、バリってNGOたくさんあるんだなと思った程度。Earth CompanyはFacebook広告でもよく見かけていましたが、活動の詳細はあまり知らなかったので、早速リサーチしました。

そしたらなんと、団体スタッフ10名以下(しかも当時2018年時はフルタイム2名のみ)と小さな団体なのに、1人の社会起業家に1000万円以上の寄付と3年間の支援を行っていると!

さらに支援している社会起業家たちの壮絶な人生が、あきらかに他の起業家とはちがう。東ティモールの元少女兵や、20年以上無償で医療支援を行う助産師といった、まず日本にいたら出会わないであろうチェンジメーカーたちの存在に驚愕でした。

そして、Earth Companyは彼らと一緒に中長期的にインパクトを生み出す学校や病院といった施設を作っているという。

創設してまだ3年のこんなに小さな団体でこれほど大きなインパクトを生み出しているNGOを見たことがなかったので、本当に衝撃でした。

それに、「本当に必要な人に支援が行き届いていない国際協力現場の実情」に課題意識をもって活動している団体は今まで聞いたことがありませんでした。

さらにいえば、働いている人もユニークでした。みな、ビジネスセクターでの経験があり、国際開発を大学院で専攻しているという方々。まさに「プロフェッショナルの集まり」だと感じました。

泊まっていたドミトリーでホームページを読みあさって活動に共感して、その場でマンスリーサポーターに登録しました。

ちょうどその時、寄付者限定に代表コラムの「とますか日記」を発信していて、それもじっくり読んで、代表明日香さんのサモアの話を読んで(興味ある方はこちらで今は一般公開しています!)、またさらに引き込まれましたあ。

「Earth Companyすげえ」(心の声です)

となっていたら、Kopernikでお会いした濱川知宏さんからメッセージが届きました。

今日ちょうど大学生向けの研修プログラムの最終日で、ディナーがあるので、もしよかったら来ませんか?

と。もちろん「はい!ぜひいかせていただきます」と即レス。

何かが動き出した感覚がありました。

出会ったばかりのスタッフの自宅に乗り込む

ディナーでは、改めて濱川知宏さんとお話しできたり、当時第3子を妊娠中だった代表の濱川明日香さんや、バリ在住で経営企画だった田丸悟郎さんと話せたり…ととても有意義な時間でした。

実際の支援の話や、1000万円ものファンドレイジングの方法を聞いて、さらに深く引き込まれました。まだまだ話足りない!と会が終わって、バリ島在住スタッフの悟郎さんに

もっとお話ししたいです!

とお願いしました。すると快く、「じゃあうちで飲もうか」と誘ってくださり、ご自宅にお邪魔することに。

色々僕の現状も伝えつつ、団体の状況についてお話ししました。そして率直に、

Earth Companyの活動に共感しました!ぜひ自分も活動に参加したいので、できることは何かありませんか!!」と。

急に現れた男子大学生が家に来て、かつインターンさせてくれというのだから、普通はあしらわれて終わってもおかしくない話です。それでも前向きにお話しを聞いて出さった当時のバリ島スタッフの悟郎さんには感謝です。

そうして、2か月後の2018年5月から正式にインターンとして加わることになりました。

これが僕のEarth Companyとの出会いです。

2年越しに出会いを振り返って

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改めて、あの何か動き出した感覚に身を任せ、図々しくも行動に移すことができてよかったと今思っています

あの時の選択に1ミリの後悔はなく、こうして2年間もEarth Companyの一員として活動できたり、Earth Companyが支援する海外のチェンジメーカー(IMPACT HERO)たちの活動する現場にのめりこむことができたりと、たくさん経験させてもらって感謝しています。

まだまだこれからも社会課題の「現場」と「本場」をフィールドに活動していきたいです。

お知らせ!4月27日(月)21時~、Facebookライブ配信します!

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2年間のインターンで、海外のチェンジメーカーを支援する「IMPACT HERO支援事業」をはじめ、バリ島ソーシャル研修事業やコンサルティング事業、経営企画と多岐にわたる業務に関わってきた僕と、プロのファンドレイザーとして様々な非営利団体のファンドレイジングを企画し、Earth Companyでもファンドレイジングアドバイザーを担当する繋奏太郎が、Facebookライブを配信します!

<Facebookライブテーマ>
 ・自己紹介
 ・なぜ今、「社会貢献がしたいがしたい」という若者が増えているのか
 ・「次世代につなぐ未来を創出する」ために20代の私たちが上の世代に伝えたいメッセージ

ぜひご覧ください!

▶Facebookライブ詳細はこちらから

▶Earth Companyでは仲間になってくださるマンスリーサポーターを募集しています!詳しくはこちらから

★書いた人
島田颯(Earth Company プロジェクト・オフィサー)

早稲田大学国際教養学部在学中。インドネシアにて教育系NGOの海外インターンに参加後、インドネシア大学で交換留学を経験。長期休暇にはいつも旅に出かけるアジアが大好きなアクティブ系男子。好きな芸人はバナナマン。出身は北海道。


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