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いつの間にか投げ出された戦場の饐えた匂いにも慣れた

案外窮地に立たされた時
本能が抱きしめてくれた
「強さ」の裏返しは
誰にも気づかれてない
「震え」かもしれない
オルタナティブ angela

この歌の引用は2回目である。

最近、この歌をよく聴くのだ。ある作業中に。

ある作業。

それはゲームである。

ちょいと召喚!モンスターバスケット、というゲームを2カ月前からしてる。

実は2年前くらいにもしていた。
でもその時は、北に丸投げにして、毎日のログインボーナス回収、最低限のイベントだけして、終末北がひたすら育成をして、やってる人にしかわからないだろうが、エクストラミッション2をクリアするくらいにはした、北が。

しかし、ある日突然それが苦痛になり、アンインストールしてしまう。

北も対して楽しんではなかったので、特に何も言わず。

というか、その頃勧められるままにしていたモンストやあつ森で相当病んでいて、自分から辞める事を選択した事を褒められた。

それを、なぜいきなり再開したのか。

単に、ポイ活目的である。

だいたいのサイトが、エクストラミッション2クリアで結構なポイントがもらえる。

前にした時、ゲームに慣れている北ですらエクストラミッション2クリアは時間がかかった。

私の選んだポイ活サイトでは、マルチミッションになっていて、細分化されてある程度進んだらポイントが貰えた。

一番下のランクでもクリアしたらラッキー、と思い始めたのだ。

なんとなくの記憶で、北がこのキャラは育てた方がいい、これは毎日した方がいい、と言われた事をやっていく。

その中に、ギルドに参加して、毎日決まった時間のバトルをしろってのがあった。

前は北の選んだギルドにいて、時間になったらなんとなくやる、てだけだったが、今回は自分でやらなきゃならない。

ギルドランクもたくさんあるし、一番下のランク、自動承認、スタイルまったり、マスターがひっそり一人でしてるところに入った。

今から考えると、自動承認なのに私しか集まらないのは変なのだが、その時は分からず。

当時は、12時台、19時台、22時台にギルドバトルがあり、その頃基本17時に寝ていた私は、せめて19時のには出ようと19時台のギルドには出ようと、19時のギルドが終わってから寝る、そのかわりマスターが12時台に出れないので、それは必ず出るを徹底していた。

なんとなくやってる私を見て、北もポイ活で始める。

そうして、ギルドに入るのが面倒で自分で立ち上げる。

スタイルまったり自動承認。

あっという間に人が集まり、なんでうちのギルドは人が来ないのだろうと思った。

北に見せたら、

「ソロで総戦闘力20万越えのマスターのいるギルド、自分が入ったら迷惑と思って躊躇する」

総戦闘力、と言う概念をここではじめて知る。

最初入った時、私は戦闘力1万以下だったと思う。

そこで1ヶ月くらいした時、マスターから別のギルドに一緒に行かないかと誘われる。

そのギルドは、もともとマスターが立ち上げたギルドで、今は別の人にマスター譲渡してフラフラしてるが、空きができたので帰るので、一緒にどうですか?と。

見ると、ランクB、20万越えの人がゴロゴロ、手動承認、スタイルまったり。

自分が今のマスターに話しは通してあるから、どうぞと。

その時、私の総戦闘力は6万なかったと思う。

しかし、二人だけのギルドも、最低ランクのEからCに上がっていたし、強いギルドにいる方がポイ活的にも美味しいよと北に言われて移動する。

移動して最初の挨拶にギルドチャットに入ったら、最初に飛び込んできたのが、

「インしてるのに、ギルドに参加しないのは何故ですか?」

大事な事なので、2回繰り返されていた…

絶対、スタイルまったりじゃねー。

責められていた人は、いなくなった。

しかしみんな、初心者で弱い私には優しかった。

ギルドランクもCとBでは雲泥の差で、そもそもCだと敵が出てこないのだが、普通にフルで敵が攻撃してくる。

私は露払いにもなってなかったと思う。

悩む私に、参加する事に意味がある、強い弱いは関係ないと励まさせれて、22時台のギルドにも参加するようになる。


そうすると、寝るのが22:30、朝5:00に起きるという、なんか普通の生活スタイルに自然となる。

ゲームで生活改善することあるんだな。

酒飲んで、寝てて朝のガチャ間に合わなくて引けないのが嫌で酒も控えるし。

北が来た時、私んとこのギルドの戦闘を見て、とても驚いていた。

「ガチじゃん。これでB?なら、Sってどんなのだよ」


「それな」

それから、北にはガチ勢、言われるようになる。

「でも、うちのギルドはまったりだから」

「黙れ」

その後、システムメンテナンスがあり、うちのギルドはA3とA4をウロウロするようになった。

敵がガチ強い。
うちは順位120くらいをうろうろしてるが、二桁半端ない。

生理前で、色んなことで心が折れそうな時、ギルドには参加していたが、育成も進まず、私このギルドのお荷物じゃん、と悩み、マスターにコチャをする。

とても丁寧に慰めてくれて、無理をせず自分のペースで、ログインボーナスだけ引いて、一回だけギルドに参加してくれたいいから、今でも充分強いと励まされる。

泣かない私は泣かなかったが、このやりとりで相当救われたのだ。

ギルドが楽しくて、ポイ活を忘れていたが、ミッションクリアがあと3日に迫っていた。

北はとうにクリアしていて、苦労話と攻略を聞いていたので、私は無理だなー、と思っていたが、このゲームは、相互フォローしたら、相手のキャラを助っ人として連れていける。

先輩たちを連れて行けば、それで肩がついてしまった。
敵が水だからカミナリ連れてけ、など攻略は、圧倒的強さの前では意味がなかった。

期限2日前に、エクストラミッション2クリアした。

北も、ミッションクリアしたらやめると言っていたがいまだにやってるし、私もやめる気はない。

しかし、無茶苦茶強い敵と戦ってる時、2ヶ月前、マスターと二人きり、のんびりギルドしてた時を懐かしく思い出したりするのだ。

なぜこんなガチ勢に混じって、こんな高度な戦いをしてるのだろう…

ま、先週のイベントは貰えるキャラが可愛い+うちのギルドにちなんだキャラだったのでガチった。

君は十分ガチ勢だと思う、と北に言われながら、黙々と本を読みながらレベル上げしてる(周回ならオートバトルが出来るのだ)。

今回のイベント、貰えるのが可愛くないけど、他にもメリットはあるので、今もAndroidはゲーム周回中である。

何が自分に大事で、救いになるかなんてわからない。

しかし、最近格上ばかりで負け続きは面白くない。

あー、沼ってるな。

楽しいからいいかー。

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