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#病院
【これが愛というのなら】小さな嵐の前の、たつまき
病棟勤務
理恵が退職し、しばらくしてから私は外来勤務から病棟勤務に変わった。
配属は整形病棟。
ICU担当や、長期入院、または転院から施設、また転院をくり返している患者がいる病棟担当(電子カルテ化して現在は楽になっていると思うが、手書きカルテ時代、大変算定が難しかった)は、忙しさに毎日6時かも7時間も残業しても時間が足りないようだっだが、整形病棟は楽だった。
冬にスキー場で骨折した患者
【これが愛というのなら】オンナのチカラってやつ?
元カノからの連絡
仕事は相変わらずだった。
望は会計も覚えて、医事課全体の仕事出来るようになっていた。
その頃から、理恵が頻繁に問題を起こすようになる。
繁忙期に長期休暇(家族旅行のため)。
したくない仕事の放棄。
新人虐め。
さすがに目に余ったのか、上司が厳しめに注意をすると、ドラマのようにその場で倒れ、ストレッチャーで運ばれていく。
診療科で涙ながらに訴えて、「2ヶ月の休養
【これが愛というのなら】腐った病院の内情
放科VS外科
私の勤めていた病院は、入社時のテストで担当部署が決められる。
高得点者は「会計」(お金を預かったりするのではなく、診療科から送られてきた伝票をもとに計算する)
次点「総合窓口受付」
3番目「カルテ作成」
4番目「会計窓口」(患者さんと実際にお金のやり取りをする)
5番目「カルテ搬送」
私は「会計」のトップとして仕事をはじめた。
理恵は「総合受付窓口」からだった。