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世代を繋ぎ、日本の環境の未来を育むプロジェクト『常若産業甲子園』 in 宗像国際環境会議、明日から開催!

こんにちは。鎌倉の情報デザイン会社、アースボイスプロジェクトです。

今年8回目を迎える、宗像国際環境会議

前回のnoteでも書かせていただきましたが、以下おさらいです。

宗像国際環境会議は、海洋プラスティック問題・気候変動・SDGsなどを見据え、日本の環境の未来を話し合うため、平成26年(2014年)に設立され、以降毎年開催されてきました。


玄界灘の海水温度の上昇により沿岸部に広がる磯焼け、漂着ゴミ(マイクロプラスチック)の問題を中心に「海の鎮守の森」構想を掲げ、海の再生事業に取り組みながら、近年の急激な海の変化への提言や情報を国内外に発信してきました。


常若産業甲子園

同会議には、当初から危惧していることがありました。

大人と子供の絆が滞れば、環境も、産業も途切れてしまう。

ということです。

これは、なにも宗像市だけではなく、日本各地に見られる課題です。

地域が衰退し、若者が地域から出ていくにつれ、昔のように、地域の中で大人と子どもが当たり前につながっている、必然的に繋がる社会ではなくなってきている。当たり前と思っていた絆が、実はとうになくなっていたーー。私たちは日本各地で現状を目の当たりにしてきました。

そこで、宗像国際環境会議では、未来を担う子どもたちと、知恵や経験のある大人たちを結びつけるため、『常若産業甲子園』プロジェクトを立ち上げました。

常若とは、
伊勢神宮の20年に一度の遷宮のように、古いものが新しいものに置き換わり、「常に若い」状態が保たれることを言います。そこには古き良き文化を重んじる意味があり、また、その時々の気候や情勢等・時代にあった新しい価値観で、伝統すらも新しく変えていくことも含まれます。
変化してはならない。というわけではなく、新しい状況に応じて柔軟に変化することも意味しています。

環境問題に大きく関わっている産業。

産業と常若の思想を掛け合わせることで持続可能な環境を作ることを目指すのが「常若産業」。その実現に不可欠なのが次世代の参加。

常若産業甲子園」は、Z世代やミレニアム世代の若者たちも多く参加し、知恵や経験のある大人たちと意見交換をし、一緒に活動しながら未来の担い手を育成するプロジェクトです。

ドキュメンタリー映画の制作

同プロジェクトの一環として、各地での環境保護の活動を展開している子どもたちや若者から、SDG's的な視点で農漁業、林業を営む大人たちまで、多種多様な活動を取材し、1本のドキュメンタリー映画として制作。

離島半島、農山漁村をはじめ全国から30人の小中高校生が出演してくれました。

弊社では、企画・演出・プロデュースを担当させていただきました。

こちら、90秒の予告編です:


Z世代によるクラウドファンディング

本日より、子どもたち出演者と映画制作者を応援するクラウドファンディングも始まりました。
愛媛県在住の鷲野瑞月くん(18歳)が中心となって進めています。


彼のメッセージや思いも、以下からご覧になれます:

常若産業甲子園と、映画を通じて生まれた絆

ドキュメンタリー映画を制作するにあたり、日本各地で素晴らしい活動を展開している人たちに出会うことができました。


出来上がった映画だけではなく、映画を通じて生まれた絆も、大きな財産となると思っています。この映画を通じて、さらに多くの人たちが繋がり、点から線へ、線から円へと、新たな文化が描かれることを期待しています!


最後に、常若産業甲子園や、ドキュメンタリー映画のコンセプトにも繋がる、坂村真民さんの詩をお届けします。


あとからくる者のために

あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ

あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ

あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ

あああとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分で出来る何かをしてゆくのだ



応援よろしくお願いいたします。

榎田智子@鎌倉

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