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学生が始める学食のロス削減   ー環境省✖️TABETE “ No Food Loss!” Youth Action Projectの参加を通して学んだこと①キックオフイベント編ー

皆さんこんにちは。
私たちは聖心女子大学公認サークル Earth in Mindと申します。

私たちEarth in Mindは、「サステナブル」や「エシカル」をキーワードに学内外で活動しています。近年は大学のエコキャンパス化にも取り組んでおり、その一環として大学の学食から出るフードロスゼロを目指すため、
環境省とTABETEが共催する”No Food Loss!” Youth Action Project へ応募、29組の中から最終5組に選出されました。 

環境省HP募集ページ
https://www.env.go.jp/press/108437.html
選定結果
https://www.env.go.jp/press/108566.html

そもそも、なぜ私たちがフードロス問題に取り組もうと思ったのか。

それは『食べ物を粗末にしてはいけないと分かっているのに、なぜフードロスは生まれてしまうのだろう?』という素朴な疑問がきっかけでした。

「食べることはいのちをいただくこと」
「一粒のお米には7人の神様がいる」
「作ってくれた人への感謝の気持ちを」

幼い頃から、家庭・学校・社会など様々な場所で教わってきたことなのに、
回転効率や自分の満足度を優先するあまり、いつしかフードロスは出てしまっても仕方がないもの、見て見ぬ振りをしてしまうものとして日常の片隅に存在しています。

大学の学食でも、みんな食べ物を捨ててしまうことに対して罪悪感は感じているはずなのに、それが放置されてしまっているという現実がありました。

そのちょっとしたモヤモヤを解消するため、私たちは多くの人が利用する
学食においてフードロスゼロを目指すことに決めました。

これから私たちがどのような経緯で
フードロスゼロに取り組んで行ったのか、時系列を追ってご紹介します。

長くはなりますが、フードロスを削減するうえで少しでも参考になればと、これらのNoteを残すのでぜひ最後までご覧ください!!

1. キックオフイベントに参加!

2020年10月26日にzoomで行われた環境省✖️ TABETE “ No Food Loss!” Youth Action Projectのキックオフイベントに参加しました。

写真1


このイベントには、プロジェクトを主催する環境省の方々、株式会社コークッキング代表の川越一磨さんをはじめ、5名のメンターのみなさん、全国各地の大学の団体が参加しました。

キックオフの様子はこちらから
アクションまで本気で走れ! キックオフの会| ユースアクションプロジェクト🍅🍅レポートvol.1|TABETE公式|note

その場でそれぞれの団体のメンターの方が発表され、
Earth in Mindにはクックパッド株式会社 コーポレートブランディング部部長の横尾祐介さんがメンターとしてついてくださることになりました。

2. 私たちの提案したプロジェクトとは…?

今回のプロジェクト参加の目的は
「大学においてフードロスという概念をなくすこと」

発表ではプロジェクト名を
「たべてこ:-)~全部食べてエコ活してこ~」とし、

・私たちが考えるプロジェクトの概要
・ロスゼロに向けた案の内容
・メンターの方々に期待する支援内容
の3点をメインに3分間でプレゼンを行いました。

以下がプレゼンの内容です↓

<目的>
大学からフードロスという概念をなくす

そのために
①食品を余らせない
②残ったものをフードロスにしない
という2つの軸からシステムを構築し、学生や地域の意識改革を目指す。

具体的な施策としては

・食品を余らせないために
学食の食券に大中小などのサイズ展開を加え、それ準じて価格設定をする

・残ったものをフードロスにしないために
ランチで余った料理を夕方にお弁当にして売店で販売する

といった内容で発表しました。

実際に使用したプレゼンの資料、そしてプロジェクト応募時に提出した学内の食品ロスにおける参考資料がこちらになります。

3. 次第に見えてきた課題点


自分たちの当初の思いである「フードロスという概念をなくす」という軸からアイデアをいくつか挙げたものの、私たちの案にはそもそも売れ残りがどれくらいあるのかといった具体的なロスの現状を把握する必要性などの課題も残っていました。またキックオフイベントでは、メンターの方々からも貴重な意見をいくつかいただき、そこから見えてくる課題も多々ありました。

そして私たちのメンターの横尾さんからもいくつかアドバイスをいただき、今後の指針について話し合いを行いました。

具体的には、
1. エコキャンパスのゴールを考える
2. 地域との連携よりもまずは学内から動く
3. そもそも余らせないことを主軸として活動する
4. 実験を行い結果を出すことで、具体性を持ったものにする などなど

普段からフードロス削減に従事している方だからこその視点で、様々なアドバイスをいただきました。

そこで私たちは意味のあるアクションを起こし、フードロスの根本解決を目指すため、具体的なゴールやゴールまでのアプローチ方法を決めることにしました。

初回mtg編へ続く…

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