高校デビュー × 2
高校のとき、「高校デビューしたのでは……」 と、噂されている男の子がいた。
中学までの彼を知っている人は誰もいない。
にも関わらず 「デビューなのでは……」 と噂されていたのには理由がある。
本題に行く前に、ここで 「高校デビュー」 の意味を振り返ってみよう。
そう、「高校に入って」 というのがミソである。
中学までの自分を捨てて、自分を知らない環境 (そうではない場合もあるのかもしれないが) で心機一転、イメチェンをするのだ。
したがって、「中学までの自分」 を 「新しい環境」 の人に知られてはならない。
なぜなら 「デビューした奴」 扱いされるからである。
「高校に入って」 というタイミングは絶対に外してはならない。
が、この彼はなぜか 7 月にイメチェンを図ったのだ。
かなりの路線変更だったので、ほかのクラスの人にも知れ渡っていたくらいだ。
別に高校デビューをすることは問題ない。
なりたい自分になったらいい。
誰もそれをバカにする権利などない。
ただ、1 点だけ気になっていることがある。
彼は、2 度目のデビューだったのではないか?
ということだ。
つまり、4 月時点の彼は彼で、すでにデビューしていたのではないか。
と、私は考えているのだ。
特定されるようなことを書くのはよろしくないから詳細は書かないが、簡単に言うと下記である。
4 月 → 不良系でデビュー
7 月 → チャラい系でデビュー
多分、4 月にデビューしたものの、彼が思ったような反応は得られなかったのではないか。
不良っぽいクラスメイトはいなかったため、ちょっと浮いていたような気がする。
そこで数週間考えた末、路線変更を図ったのではないだろうか。
チャラい感じにした後は、友人が何人かできていたようだ。
だからどうって事ないのだが、
気になるけれど、今も昔もモラル的に正解を確認できないこと。また、本人もきっと本当のことは教えてくれないだろうから、訊くだけ損なこと
というのがちょいちょいあって、そのうちの 1 つを思い出してモヤモヤしたところ。
この 「デビュー 2 回目なんじゃない?」 は特に友人にも言っていないので、私だけ (?) がもし正解にたどり着いたなら、やったー!
と思うんだけれども、やっぱり自己満足のために誰かの触れられたくない過去を蒸し返すのはよろしくないので、やはり胸にしまうしかないのか。
あっ、ちょっとバレない程度に書いて少しモヤモヤ晴らさせてもらってもいいかなぁダイレクトには訊かないんで!
と、許可してしまった結果がこの note。
どうか彼が見ていませんように!
でもいつも書道の教科書見せてくれてありがとう! 字、めっちゃ上手かったよね!
(なぜか教科書紛失)
お読みくださりありがとうございました (^^)