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続々 万年筆ジプシー

 現実の生活で、周囲の人がありえないくらいレベルの低いことを色々するので、カルチャーショックというか、まあ疲れたので、今日は手短に。

 以前、格安万年筆の比較記事を書いたその後について。

 私は結局シュナイダーというドイツブランドの廉価万年筆を買ったのだけれど、書き味は良いと喜んだのもつかの間、インクを入れた直後にめちゃくちゃ液漏れすることが判明。それを嫌ってペン先を上に向けると、今度はゆるいカートリッジのお尻からペン軸内にインクが垂れる。

 ちなみに、ほぼ同じ額で買える、パイロットのカクノにはそんなことは起きない。日本クオリティ最高。

 そりゃあ、ペリカンとか、いいものを買えばこんなことは起こらないのだろうけれど、この価格でこのクオリティを実現するのは控えめに言って神なのでは。前の記事で、「結局カクノが一番と、カクノに戻ってくる人がいる」というあるサイトのレビューを紹介した気がするけれど、私がその人になった。日本人は日本のメーカーの商品についてガラパゴス化だのなんだのと自己卑下するけれど、ガラパゴス化大歓迎よ。

 しかし、私はこれまで仕事用ペンとしてぺんてるのエナージェルを愛用していたのだけれど(というか、会社から指定されたのが、インク消し液との相性のいいそれだったのだけれど)、万年筆に変えてから腱鞘炎や肩の凝りが極端に減った。繁忙期は1~3月なのだけれど、去年までは1月の中頃にはすでにこの世のものとは思えない、耐え難い肩と手頸の痛みで湿布薬が欠かせなかったのが、今年は多少そういうもののお世話になることはあれど、頻度は激減した。筆圧高めさん、スマホで親指を酷使してしまいがちさんは特に、万年筆生活を強くオススメしたい。

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