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オンライン日本語教師、最大のやりがいにたどり着きました。

記事を開いてくださってありがとうございます。Koheiです。
現在インドネシアのスラバヤで日本語教師をしながら、InstagramやYouTube、Patreonを通じて日本語の発信をしています。


今回はPatreonのオンラインクラスでの話をしようと思います。
簡単に言うと、先日のオンラインクラスで日本語教師として一番嬉しいことがありました。
N2合格と通訳の仕事に就くという生徒の夢が叶ったのです。
嬉しすぎて共有したいので、ぜひ書かせてください。


オンラインクラス最初の生徒

その生徒は私がオンラインクラスを始めたときの最初の生徒です。
10月頃にスタートしました。
特定技能として日本で働いている女性で、N3を所持していました。
次のJLPTで合格したい。とのことで申し込みをしてくれました。
それまで技能実習生に対して日本語を教えていたので、N2レベルを教えるのが始めてでした。
勉強したいところは生徒に任せる方式にしていたので、送られてきたマテリアルを私が勉強して説明していくというものにしました。

N2を学習しているだけあって、そこそこ難しい日本語で説明しても理解してもらえたのが助かりました。
私自身も勉強になるので、クラス自体はかなり楽しくやれていたと思います。

内容としては、生徒の作文を添削するクラスが1回、JLPTの過去問の読解を解説するのが2回でした。
会話自体はスムーズに出来ていましたが、試験となると正しい文法や読解力が求められます。
本人もその辺りを苦手としていて、本番に向けて苦戦している様子でした。

そのまま不安な気持ちもありながら、JLPT当日を迎えました。

JLPTの感触

12月のJLPTが終わってすぐのクラスでは「あまりできなかったと思います」と言っていました。
落ちたときのことも考えて、そのまま継続してN2の学習や気になったことについて授業をしようと話し合いました。
聞いたところだと、試験では慣用句に苦戦したとのことだったので、知りたい慣用句のリストを送ってもらい、例文を含めてそれぞれ説明していくという内容で改めてスタートしました。

日本語教師としてのやりがい

先週も同じ内容でクラスを行いました。
慣用句難しいなぁと思いながら楽しく一緒に学習ができて、次回の日程もまた送りますね~と話していたときに

「私、N2合格しました!」

「…!?!?」

数秒止まっていたと思います笑
さらに、

「来月から転職して、通訳をやることになりました」

「!?!?!?」

正直よくわからなかったですね笑
とにかくめちゃくちゃ嬉しかったです。
日本語教師として実績が残せたことはもちろんのこと、
自分が担当している生徒が日本語の分野で目標に到達して、夢を叶えた。
これほど嬉しいことは日本語教師にとってはないんじゃないかなと思います。

「先生のおかげで合格できました。本当にありがとうございます。」

泣きそうでした。
私のおかげです!なんて思えることもなく、毎回少し悔しい思いをしていた私にとって信じがたい言葉でした。

感謝をしているのは私の方です。
改めて、日本語教師を始めてよかったなと心の底から思いました。

素敵な報告をしてくれたこと。
特に実績のない私を信じて受講してくれたことには感謝しかありません。

日本語教師としてのこれから

クラスが終わったあと、しばらくぼーっと考えていました。

これのために日本語教師になったんだよな。

目標としていたことでした。
ですが、同時にこれがゴールではないとも考えました。

これを増やすにはどうしたらいいだろう?

現在の取り組みとしては、本職であるインドネシアでの日本語教師や2週間前から計画しているオンライン会話クラスがあります。

ここに全てをかけていかないと、みんなを裏切ることになりかねない。

これまでは楽しいことの延長になっていたことが、一気にプレッシャーへと変わったような感覚でした。
これはわくわくと捉えてもいいプレッシャーだと思います。
自身を持っていいんだと。変えられる人生がまだまだあるぞと。

一つの人生の分岐点になるような気がしました。
いや、分岐点にしないといけないのだと思います。

多くの人たちの日本語との関わりをもっと良いものにする。

これが私の軸です。
これのためにできることをこれからもやっていきたいなと思います。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。
日本語教育に関わる皆様、そしてこの記事を読んでくださった全ての方、スキやコメントをいただけると励みになります。

オンライン会話クラスについても記事を書いていますので、よければそちらもご覧いただければと思います。

楽しい!日本語教師!!



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