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Shibakawaの楽天イーグルス2016観戦記Vol.1

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楽天イーグルスの2016年戦い(オープン戦を含む)60試合をゲームレビューしていきます。
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#塩見貴洋

【試合評】奮起すべき左打者が沈黙。武田翔太に完封勝利を許す...~2016年7月26日●楽天イーグルス0-6ソフトバンク



スモウレスラーを一塁スタメンで起用した梨田采配の愚あまりにも淡泊すぎて、今シーズンの中で指折りの退屈試合だったかと思う。初回に失点し、魔の7回にも点を奪われてしまっては勝てるはずもない。同条件での14試合のチーム成績はこれで1勝13敗になっている。

いずれも、一塁スタメンのアマダーがアダになった。

7月月間打率.340と調子を取り戻してきた銀次をスタメンから外し、スモウレスラーを初の一塁先

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【試合評】決勝弾は新外国人ペレスの挨拶代わりの豪砲。二桁の希望をつなぐ塩見5勝目~2016年7月12日○楽天イーグルス5-1西武



前半戦4位の座は明日の3戦目に持ち越しへ前半戦4位を賭けた直接対決3連戦。その第2戦は、1回に飛び出した新外国人ペレスの来日初打席初本塁打が決勝点になり、イーグルスが5-1で逃げ切り勝利を飾った。

これでチームは再び4位浮上。成績は80試合33勝45敗2分の勝率.423。ゲーム差は1位・ソフトバンクと20.5、2位・日本ハムと14.5、3位・ロッテと11.5、5位・西武と0.5、6位・オリッ

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【試合評】投打にツメの甘さを欠いた3時間2分の沖縄戦 ~2016年6月28日●楽天イーグルス2-3オリックス



奇跡のAクラスへ、勝ち続けるしかない楽天だったが・・・奇跡の逆襲Aクラスへ、楽天はとにかく勝ち続けるしかない状況にある。パリーグでは54年ぶり沖縄開催となったオリックス10回戦は終盤まで1点を争う接戦になったが、スコア2-3で敗れている。

勝てるチャンスが其処此処にあり、防げる失点も幾つかあったイーグルスが、投打でツメの甘さを欠いた。

6月に入り、本来の調子を取り戻してきた相手先発・西の好

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【試合評】 サヨナラ岡島の露払いを務めた後藤、嶋の「見逃せない」西野撃ち~2016年5月3日○楽天イーグルス2x-1ロッテ



盤石ロッテの継投リレーを打ち崩した9回裏の劇的勝利

1点を追った9回裏、劇的なサヨナラ勝利になった。

その防御率はリーグ1位の2.10。盤石なマリーンズのリリーフ陣を相手に、逆転勝利をつかみ取るのは至難の業だった。というのも、今季のロッテは6回終了時にリードした14試合で14勝0敗、ここまで無敗を誇っていたからだ。

楽天・塩見、ロッテ・石川。ロッテ6回戦は両投手の投手戦で進む。9回表終了

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【試合評】 緊急登板の塩見好投報われず... ドロ沼6連敗で5位後退~2016年4月19日●E2-3Bs

【試合評】 緊急登板の塩見好投報われず... ドロ沼6連敗で5位後退~2016年4月19日●E2-3Bs



まだ延長戦で消耗してるの?大変残念な結末になったが、これが楽天の現在地なのだろう。良いシーンもあったが、結局は勝ちきれないところにストレスが溜まっていく。やるせない敗戦になった。

2010年から始まった東京ドームでの楽天主催試合。今季はオリックスを迎えて44,159人の観衆の中、3時間57分を戦った。

しかし、まるでデジャヴのように、今夜も同じことの繰り返しになった。リードしながら終盤に追

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【試合評】 今季初の先発全員安打。コボスタ宮城で桜咲く~2016年4月2日○楽天イーグルス15-4西武

17安打15得点。イヌワシ打線、一足早く満開へイヌワシ打線は開幕7戦目にして早くも先発全員安打。昨日、仙台地方で開花が観測された桜に先駆け、西武2回戦は快音満開になった。Hのランプがスコアボードに咲き乱れ、チーム17安打24塁打の15得点。初回に1点を先制されたが、ライオンズ先発・十亀、二番手・岡本洋から3回4回に合計11得点を上げ、一気呵成に勝敗を決定づけた。

5回以降も得点を積み重ねたイーグ

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【試合評】 終盤2点差を追いついた事実上の勝ちに等しい引分け試合~2016年3月26日△楽天イーグルス3-3ソフトバンク

【試合評】 終盤2点差を追いついた事実上の勝ちに等しい引分け試合~2016年3月26日△楽天イーグルス3-3ソフトバンク

鮮やか!! 終盤8回の同点劇終盤8回裏、イーグルスは2点を追っていた。3回に岡島の中犠飛で1点を先制した楽天だったが、直後の4回、塩見が締めることができず、ホークスに2点を奪われ、逆転を許す。翌5回にも5番・カニザレスにタイムリーを浴び、リードは2点差と広がった。

楽天はこの2点差を詰めることができず、終盤を迎えていた。マウンド上のバンデンハークの前に7回まで6三振、2本の安打はいずれも素晴らし

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