【呼吸は吸うより吐く】

皆さんは呼吸することは好きですか?

当たり前すぎて
卒倒したかもしれません。

呼吸するとはどういうことなのか?

呼吸の仕方は2種類あります。

1分間あたりの呼吸の回数と
1回の呼吸で肺に取り込む空気の量です。

健常者で1分間に10回~12回の呼吸を行い
1回の呼吸で500ml位の空気を取り込みます。

呼吸回数が多ければ空気量も多くなり
呼吸過多になります。

逆に呼吸回数が少なくても
取り込む量が多ければ
呼吸過多になります。

現代人は呼吸過多と言われています。

呼吸回数が多いことが何の問題なのですか?

ええっ、酸素取り入れないと
窒息死してしまいますよ。

何おかしなこと言っているのですか?
と突っ込みされそうです(笑)。

実は体内に酸素を多く取り込み過ぎると
マイナス要因になります。

意外かもしれないですが呼吸に大切なのは
「酸素」ではなく「二酸化炭素」なのです。

二酸化炭素は地球温暖化の原因に
なるから排除しよう。

環境保全のため駆除しなければならない
い意気込んでいる光景を目にしたことが
あるかと思います。

果たして本当でしょうか?

二酸化炭素が増えたから気温が上昇する。

この因果関係を正しいと仮定すれば
人間が大いに貢献していることになります。

工場、大気汚染等だけが
原因ではないはずです。

そうなるとある問題点が浮かんできます。

今回はこの議題は取り上げませんが
突き詰めると真相が見えてきますね。

それはさておき
二酸化炭素は酸素を筋肉に届ける
窓の役割をしています。

窓が開いていないと
酸素の一部しか筋肉に届かないです。

その結果運動時の息切れや
足の痙攣に繋がります。

つまり呼吸で1番大切なことは
体内にある二酸化炭素を
排出することです。

酸素を吸いすぎることは同時に
二酸化炭素を吐き出しすぎて
血中の二酸化炭素濃度が低下します。

血中の二酸化炭素が減ると
窓の開きが小さくなり
身体に酸素が行きわたらなくなります。

そして酸欠状態になればさらに
酸素を大量に取り入れようとして
相対的に二酸化炭素不足になり
立ちくらみ状態が起こります。

これが日常茶飯になると
どうなるでしょうか。

二酸化炭素への耐性が下がり
呼吸過多になってしまいます。


ではどうすれば改善できるのでしょうか?

それは息を吸う以上に吐くことです。

具体的には
『息止め』『鼻呼吸』です。

息止めは最初20秒を目標に息を止めます。

もし20秒未満であれば
呼吸過多になっています。

10秒もキツイようであれば5秒にして
5秒吸う、5秒止める、5秒吐く
これらを3回繰り返します。

鼻呼吸は『腹式呼吸』で行います。

「胸式呼吸」では口呼吸になり
呼吸量が多くなります。

動脈に取り込まれる酸素の量が減り
体力と集中力が損なわれてしまいます。

ここで注意しておきたいことが
「深呼吸」はしすぎないことです。

深呼吸は瞬間的なストレス対策として
実施するに留めることです。

深呼吸は二酸化炭素の排出過多になり
体内の酸とアルカリバランスが崩れます。

すると、めまいや頭痛等の不調が出ます。

よって深い呼吸は腹式呼吸であり
深呼吸ではないことです。


水泳と剣道をしていた時に
息を止めて鍛錬しなさいと
よく言われました。

当時は地獄の拷問しかないと
思っていましたが呼吸のことを
学んでから腑に落ちました。

水泳で25m息を止めて水深すると
息継ぎしない分体力が持ち
スピードとタイム共に
各段に上がりました。

剣道では掛かり稽古と言って
ひたすら打ち込むのですが
この時も息を止めて続けると
動きが長く持続しています。


鼻呼吸は鼻づまり解消、免疫系低下防止、
口臭・歯周病の予防に役立っています。

今までの経緯を踏まえると
マスクすることは身体の抵抗力を低下させ
呼吸そのものに多大な被害をもたらすことが
明確に分かるでしょう。

日頃から呼吸を意識して
吐くことを大切にしていきたいです。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。











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