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高知の風 8/8, 8/10

8/8
お金がないというのは、とてもしんどいことだ。

ここ最近、お金がなくて追い込まれたことはなかったけれど、今になって少し追い込まれ始めている。

というのも、5月にAI画像生成を学ぶため、私にしては多額のお金をそれにつぎ込んでしまい、少し借金もしてしまったからだ。

まあ最悪うまくいかなくても、バイトで稼げばなんとかなる!と思って少し勢いで始めてしまったところがあり、今となっては、時期をもう少し考えたほうが良かったのでは、、と思う。

お金がないと言っても、生活に困るほどではないが、就活で都会に行かなければならないときや、急な予定ができたときに、結構追い込まれる。

その数万円の差が今の私にとっては痛手で、少しずつ余裕がなくなってきているのを感じる。

正直こうなってしまったら、バイトして稼ぐしかないんだけれど、精神的に弱っているときに、その体力と気力を残すのが難しい。

でもやらないと改善されないわけで、、やるしかないなぁ。

幸い時間はある。8月は卒論の調査をしないとだけれど、9月はほとんど空いていて、なんの予定も立てていないので、存分にバイトできる。

大学最後だし、リゾートバイトでも行って遊びつつがっつり稼ぐか、、?

これからどんな夏休みを送るのか、まだわからないのが少し楽しみではあるけれど、やっぱりお金には余裕を持っておきたいところだ。


8/10
昨日実家に帰省した。

私の実家は高知県にある。

高知県では、昨日からよさこい祭りが始まっている。

昨日は前夜祭で、中心部で花火大会があった。今日明日は本番で、たくさんの人が町中を踊る。明後日は後夜祭で、受賞チームの踊りがある。

昨日の花火は、河原近くの堤防に座ってみた。

有料席から少し離れていたので、あまり見えないかもと思ったけれど、意外ときれいに見えた。

川の対岸で打ち上げているので、そこまで大きな花火でなくても迫力がある。

とにかく近い。

数年ぶりの市内の花火だったので、いろいろと変わっていて、花火も前より豪華になっていた気がした。

堤防に足をぶらぶらさせて、ぬるい夜風にふかれながら花火を見られるのは、とっても幸せなことだなぁと、ふと思った。


今日はよさこい本番だったので、いまさらながら初めて見に行った。

高知に住んでいれば、テレビでずっと中継しているので、暑いなかわざわざ町まで見に行くことは少ない。


町は活気に満ちていた。

色とりどりの衣装をまとった多くの踊り子が、道にあふれていた。

商店街では、踊り子が練り歩き、端にはよさこいを見に来た人たちが途切れることなくいた。

よさこいのおもしろいところは、そのルールだと思う。

よさこいのルールはひとつ、鳴子を持って踊ることだけだ。

この自由すぎるルールが、高知らしいなぁと思うし、そのおかげで、良くも悪くも、したい放題。チームごとの独自性が際立っている。


本当に多くの踊り子が町を踊り歩いた。

楽しそうに笑いながら踊る踊り子、暑さで疲れてそうな踊り子、知り合いに手を振る踊り子、お母さんの横で踊る踊り子、地元の幼稚園チームで踊っている踊り子、、

みんながみんな様々で、でもみんな自由だった。


私は高知が大好きだ。

高知は、良くも悪くも、適当、自由、という感じだ。

町中では、平日の真昼間からビールを飲んでいる人がいつもいるし、近くの席に居合わせた人に話しかける。それでだいたいうざがられずに仲良くなれる世界。

町の中心部にも緑がたくさんあって、高い建物があまりなくて、時間にもルーズで、急いでいる感じの人はあまり見当たらなくて。

そういう自由な感じが私は好きだなぁと思う。

生産性、とか、世間体、とか、そういう本当はそこまで大切じゃないことをちゃんと大事にせずに、ほかのもっとのびのびしたものを優先できるのはとてもいいことだと思うし、ここじゃないとできないことだと思う。

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