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不動産会社が紹介する投資用物件について

今回は、不動産会社が紹介する投資用物件について、紹介していきたいと思います。

日本の現状と投資の重要性

老後2000万円問題や年金制度の改悪、物価の上昇など、お金に関する暗い話題が多いですが、少子高齢化で出生率のどんどん下がっている日本では、自然と良くなることはないかと思われます。

そんな中、iDeCoや新NISAなど個人の投資を促し、国や会社だけに頼らず、自己資金を増やすことを国民全員が推奨されている状況です。

銀行の預金金利も低く、預けているだけでは、ほぼ増えないといった現状では、投資で積極的に資産を増やしていくことが非常に重要です。

投資の種類

投資の中には、株や投資信託のようなスタンダードなものから、不動産投資のように物件を所有して行う投資があります。

株などの投資が年利2~5%が目安となるなかで、不動産投資は3~15%と、かなり高利回りな投資となります。※新築と中古で利回りは変わります。

そのため、入ってくる利益は、不動産投資の方が高くなりますが、その分投資費用も高く、リスクも大きくなります。また、株などの商品以上に不動産周辺状況や物件の売却の見定めなど、初心者には難しい知識や判断が必要になってきます。

不動産会社が紹介する収益率の高い投資物件

本題となりますが、不動産会社に投資用物件として、収益率の高い物件を紹介してもらうことがありますが、本当に良い物件かどうか判断に困るかと思いますので、簡単に説明します。

まず、そもそも収益率の高いとわかっている物件を不動産会社が自ら所有せず、わざわざ紹介するのはなぜかという疑問が出るのではないでしょうか。

それは簡単な理由で、不動産会社が物件を長期保有する物件を所有しない方針が多いからです。もちろん、良い物件は購入して長期的な収入を得る業務を行う会社も存在しますが、基本的に市場に上がってくる全ての良い物件を購入するのは、資金的な事情から不可能です。

また、条件面から良い物件といっても必ず高収益を生む物件かどうかはわからないため、リスクもあります。

そのため、良い物件であっても短期的な転売などで収益を上げるローリスク、ローリターンの手法をとっていることが多いのです。

※ただし、条件の良くない物件を収益率が高いと偽る悪意の場合は除きます。

ちなみに、そんな収益率の高い物件がそもそも市場に出るのかといった疑問が出てくるかもしれませんが、それもあり得ます。

なぜなら、不動産を所有しているオーナーが、管理が面倒だったり、相続税対策などで物件を処理しているなど、物件の良さとは別の観点で売却を行うことも多くあるため、物件自体の良し悪しとは関係がありません。そのため、良い物件が売りに出されることはあります。

以上のことから、不動産投資は、非常にハイリスク、ハイリターンの投資商品ということなりますので、もし、不動産投資をご検討されている方は、メリット、デメリットをしっかりと把握しておきましょう。

また残念なことに、プロが素人を騙して不動産投資を行わせるケースもあります。

投資金額も大きく、収益率の低い物件を購入させられ、お金を増やすどころか減らすことになり、人生における選択肢が狭められることのないように気をつけてください。

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