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チャットファースト時代の幕開け ChatGPTがもたらすWebコミュニケーションの変化

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コミュニケーションデザイン部の甲斐大樹です。

ChatGPTの話題が続く中、「チャットファースト」の時代が到来するのではないか。そんなことを思っています。

いや、「チャットファースト」という言葉になるかはわかりませんが、ウェブとの接点、情報との接点で、パソコンやスマホにタッチするより、まず先にデジタル機器と会話するようになるのではないでしょうか。

ChatGPTが出てきて5ヶ月。そのきっかけになるのが、ChatGPTが音声に対応するタイミングだろうと思います。

ChatGPTが音声に対応するには、コストの問題があります。今のようにテキスト入力ではなく、音声で会話できるようになれば、会話量は爆発的に増えると思います。

今でもタイピングが苦手な子供たちが、siriやAlexaをネイティブで使いこなしていますが、GPTになると飛躍的に実用的になり、大人も、タイピングやGUIを使うより、会話から入っていくと思います。

  1. 音声に対応

  2. 現在、GPT-4は2021年9月までの情報に留めているけれど、最新の情報もクロール対象になる。

こうなると、もうチャットファーストは止まらないように思います。

最初は、パソコンやテレビやスマホに声をかけて、目的の情報が出てきた時、視覚的に確認したい場合にそのページを開いてもらう。そんな調べ方になるんじゃないでしょうか。

GPT-4は各種ウェブサービスにAPIで対応していくので、たとえば、旅行サイトとAPIで対応すれば、「会話」でホテルの予約もできるようになるでしょう。もちろん、その時に「言葉」の復唱ぐらいでは不安ですから、申し込み内容をページを表示して、確認することはあると思います。

こうなった時に、ウェブサイトの役割や作り方は大きく変わります。 Googleが出てきて、検索エンジン最適化、スマホファーストになって、レスポンシブデザイン、とまあ出てきたけど、次は、GPT対応のウェブサイトが出てくるのではないでしょうか。

早速、クラスメソッドさんがそのようなコラムを書いてます。
GPTが自社の情報を正しく学習するためにはWebサイトをセマンティックなHTMLでマークアップした方がよい説

GPTが出てきて、すでにウェブ検索の数は減り出しているといわれていますが、ページの閲覧数も減ると思います。最終的に見たいページは見られるけど、従来閲覧されてたトップからの導線のページの閲覧数は減ってくるでしょう。

レコメンドエンジンなどのマーケティングオートメーション系のクラウドサービスは、ページでの表示だけでなく、会話の中での回答に盛り込めないか工夫するようになると思いますし、ポップアップやフォローメールなんかもそうかもしれません。

もちろん、公共の場で声を出せないなど、会話できない場面は多いですし、そもそも口頭での会話が嫌いという人もいます。ウェブの閲覧がなくなるはずはないので、あくまで大きな動線に「チャット」という動線が出てきたにすぎないと思います。

逆にすごく相性がいいのは、手が離せない車です。早速、トヨタはAlexaをやめて、GPTに対応することを模索してます。

「チャットファースト」はウェブの使い方が大幅に変わるでしょうから、大きなチャンスだと思います。

テクノロジーの進化やコミュニケーションの変化で、デジタルマーケティングも変わってきますし、私たちのビジネスも変わっていきます。今の暮らしやビジネスのその先がどうなっていくのか、これからの変化に引き続き注目していきたいと思います。

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