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風船  詩

悲しみもここまで大きくなると
はちきれそうな風船になる。手を放すと飛んでいって私の悲しみはお空へ
ちかづくそして涙は良き天気の中
大雨が降り、気違い雨と共に流れる。
干していた毛布はびしょびしょで
洗濯の代わりになった。天気の日は
かわくだろうか?私の悲しみは度々
困難にめげそうになりふくらんでゆく
夏の暑さの汗はシェイプアップの
代わり、喜んで体のラインを整える。
ただ甘い物を口にしなければなお良し
とする。私の頭脳の回線は狂いそうに
なり真夏の暑さにショート寸前、
その度私は涙がこぼれる。
全てを失いかけた空虚さに髪は長く
なる。友人、彼氏、嫁いでいく娘、
やんだ両親、皆私から遠ざかる。
せめてお金があればファッションを
楽しむこともできるだろう。髪と共に
長くなる悲しみはどこまで続くの
だろう?

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