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面会       詩

面会して少しばかりの介護をして帰る。
スポンジで水、茶をぬらし口が開く。
きゅっと水が飲みたかろうねと父が
言った。
やせてはいるがやせこけた若い母の
時代にタイムスリップしたと思えばいい。
明るく明るくしないと母は嫌で湿っぽい空気を嫌がる人であった。
母の後ろ姿は父でもあった。
それに気づいたのはわりと最近である。

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