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鯨幕   詩

水平線が太陽をかじってゆく。旨い
旨いとかじってゆく。
夕日が海一面に広がって光ながら食べてゆく。ああ火傷をしてしまうと海は
恐れたがキレイで焼けるほどでもないい。波の静けさに鯨が泳いで捕獲される運命。知らぬが仏。鯨幕が下ろされお経が上がる。鯨は潮を吹いていた。生きたいんだよーと鳴いていた。
お肉はお刺身で一杯いくかとノーテンキな人々。葬儀は終わり、どんちゃん騒ぎ!心して食べないと罰が当たるんだよと大人は子供に教えていた。


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