ひな人形　　　　詩

情と情がもつれ合い冬の寒さを乗り越えるのも過ぎた。
三月初旬お雛様の情事の季節である。
おだいり様とのまぐわいにお雛様は一層喜んで高い階段の頂上に昇るのであった。
二人は甘酒でホロ酔い具合にめでたし
と桃の花に囲まれた。
笛の音やお太鼓の響きに春らんまんの
喜びは性なる音と共鳴する。
女の子の成長を祈ってお祝いは華やかにするべし。