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【読書記録】ストーンサークルの殺人(著:M・W・クレイヴン)

ひっさびさの推理小説。

私の小説読みが加速したのは、推理小説がキッカケ。

そして一番読んでいた時は、高校生の時だったように思う。
通学の電車の時間が長かった事もあり、1週間で3冊目って事も。
苦手は、有名な日本文学って言えばいいのかな?夏目漱石さんとか芥川さんとか・・・ごめんなさい、な人間なので、これ書いたら「なんだと??」って言われそうですね・・・。

さて、道がそれましたが。

久々に集中して、兎に角続きをスルスルと読み進める自分を体感しました。

登場人物は、私がはまったドラマ「クリミナルマインド」の
ギデオンがこの作品の主人公のワシントン・ポー
スペンサーリードとガルシアを合わせた感じが
分析官のティリー・ブラッドショー
になるかな。

私の推理小説の読み方は、犯人を当てるのではなく、
主人公の動きがすごく気になる方で、その頭の回転というか、どうやって導いていくのかが気になって読んでいます。
久々に読んでそのワクワク感というか「で、次は?」という主人公の行動をドンドン追いたくなっていました。
途中中だるみみたいになりそうで、私が少し続けて読めず2週間位空けてしまったのですが、なぜかそこから再度続きを読み始めたら気付くと400頁位を2日で読み切っていました。
沢山読書している方はこんなの当たり前位なんでしょうけれど、
ここ1年位で復活してきた私としては、これだけをいっぺんに読んだのは
先に書いた通り、学生時代以来かも。

長編だったので、手に取った時、正直どの程度読めるのか不安でした。
文庫本であとがきも含め580ページ程。
私にとってもかなりの挑戦のページ数で。
しかも結構最初の方でバタバタと殺人が起きていて、
動くキッカケがポーが次に狙われる、というものだったし。
今まで私個人が読んできた本だと、途中で新たな殺人が起きる事が殆どで、
この本は過去の殺人の死体が途中で発見されるような感じ(・・・察して)で進んでいくのです。厚い本のわりに殺人は少な目?と思ったんです。結果そうでも無かったですが。

結局は事件はまぁ解決?するけれど、なんか日本でもあるような・・・
うーーーん、そう来るのかぁ。こう、なんでしょうね。
もどかしい感じで終わっていきます。権力ってさ!という。

それでも最後、

続いていくよ

という感じで終わっていきます。

事件の解決がスッキリ!としたものではないのだけど、
1冊読み切ったぞ!という気持ちにはなりました。

この作品、長編なのですが、かなり細かく区切られているので、
少しずつ読むことも可能だと思います。私もそれに気づいてから、
多少苦戦しても、区切りまで読めばいいや、って思えましたので。
普通に割り算すると、大体8ページで一区切りです。それで読んでいくと、2カ月ちょいで終わりますし。夜にちょっとずつ読むのもいいかも。
本屋で帯に「英国推理作家協会賞最優秀長篇賞 ゴールド・ダガー受賞」って書いてあって、手に取ったんだけど、正直「分厚いな・・・」って躊躇しましたもん。この厚さ、購入を後悔したくないですもの。

続きあったら読む?

って言われたら「読む」と答えます。

ポーとティリーのコンビが良いし、ティリーの成長がいい感じに進んでいるので見守りたい感じもします。(この辺がクリミナルマインドのリードの成長に似ているのです)このシリーズは短編のような作品も出るらしく。読んでみたいなぁ、って思えます。どんな作品かなぁ。期待しちゃいますね。この方の作品が初めてなので、短編だとどういう書き方をするんだろう、って気になっているっていう事もあります(笑)

スッキリ終わらないので、それだけが心残りだなぁ。

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