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育休取得率と出生率

私は普段、京急線という電車に乗る機会が多いです。京急にはいつも日能研が広告を出していて、過去の中学入試の問題が大きく書かれているのです。実はこれが替わるのが毎回結構楽しみ。
今日はこんなのを見かけました。

⚫︎「男性の育児休業取得率が上昇すれば、出生率は上昇する」という主張を、あなたは支持しますか、それとも支持しませんか。
解答欄の「支持する」もしくは「支持しない」のどちらかを丸で囲った上で、その理由を述べなさい。
(原文ママ)

うーん悩ましい。正直ここに書くにあたってちゃんと調べる訳ではないし、そういうのに元々詳しい訳でもないけど、一般市民の一人として少し考えてみたいと思います。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

(そもそも今の日本で育休取得率を上げることって難しいのでは?と思ったけどそれを議論すると論点がズレるので入試問題としては×か…)

男性の育休取得率が上がると起こることってなんだろう。
①女性の子育てに対する安心感が増す。
→産みたい、もしくはもう一人ほしいという家庭は多少増えるかも。
※「女性の」と書くことに多少抵抗はあるが、問題文が「男性の」とされているので。あと、事実としてとりわけ男性の育休取得率は低いんだろうな。

②育休を取れば取るほど、「育休を取ってもいいんだ」という意識が社会の中でさらに醸成される。
→子育てに手厚い企業が増えている!という風潮になれば、そうでない企業も育休に対応せざるを得なくなり、より取得率が上がる。

パッと浮かぶのはこんなもん?

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

②は副次的なものというか、出生率には直接つながっているわけではないかなと。①は大きいですよね。ひとりで子育てと向き合う時間が多いことに対する不安が拭えるのは、出生率の上昇につながる可能性がありますね。

……。

以上になっちゃうなあ。解答としては足りないような…💦

と、ここまで「出生率が上昇する」に肯定的な立場で書いてきましたが、否定的な立場で書いてみるとその理由はどうなるだろう。

①育休どうこうではなく、子育て世代の不安感は経済面にこそあるから。
(②そもそも今の日本で育休取得率を上げることが困難だから。)

①が最も深刻でしょう。高校や大学まで通う際の学費をはじめ、ただでさえ物価は上がっています。さらに、年金はもらえないかもしれません。そしてそれを司る政治家たちはなかなか教育や子育て世代への援助に踏み切れない。今後もそうなる未来がなかなか見えてこない。それではとても子育てに向かっていく気にはなれないのも頷けると思います。
ちなみに「異次元の少子化対策」って結局どうなったんですかね?

②は論点がズレますが、実際この壁があっては本来のこの議論ですら机上の空論ですから…。

育休取得率を上げるのは困難だ、となんとなく感じてしまうのですが、根拠が浮かばないなあ…
管理職世代の理解不足?有効な法案を立てられない政治のせい?それとも勤勉といわれる国民性?

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

結論としては、私の解答は要約すると…

「育休取得率が上がれば、女性目線では安心感が増すので少なからず出生率には影響があると思われる。しかし、それよりも大きな問題として経済面の不安感が拭えないため、飛躍的な上昇につながるとは言い切れない。そもそも、育休取得率を上げることを実現すること自体もハードルは低くないのでは。」

ですかね。全然要約できてないのでは…
これ、入試で書いたら◯もらえるかな?

まとまっておらず申し訳ありません。もしここまでお読みいただけた方がおりましたら、本当にありがとうございます。共に社会に対して問題意識を持ち続けて生きていきましょう。
教育にお金出してくれ。

※素人のいち意見です。事実と異なることが含まれていたら本当に申し訳ありません。あまり鵜呑みにしすぎないように読者の皆さまには伝えておきます!

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