サディスティックおとめ情緒

魔法のように愛しくて
呪いのように重たくて
それぞれみんな答えを持って
今度はそれにバツが付く

地下鉄御堂筋線の終点駅を出たら
そこが夜のしっぽ、夢の扉閉じてただいま

ママはあたしを置いて出てった
パパはあたしのカオ知らなかった
それぞれみんな人生があって
今度はそれに狂わされてく

御堂筋千日前通の交差点渡れば
そこはFar Away World 夢の傷は閉じてゆくから

痛くない、もう痛くない
だから生きて生きて
水煙草のケムリのように、フラスコのあぶくのように
夏の夜の街の灯りのように
まぶしくゆらめく情緒は
サディスティックで乙女

カタいアタマを着飾って
柔かいカラダを持余して
それぞれみんなの人生を
どんどん狂わせ笑ってる

痛くない、ここに居たくない
だから生きて生きて
唇のピアスみたいに、涙目のメイクみたいに
冬の空の星の灯りみたいに
はかなくきらめく情緒は
サディスティックで乙女
だから生きて生きて
サディスティックで乙女

この記事が参加している募集

私の作品紹介

小銭をぶつけて下さる方はこちらから…励みになります また頂いたお金で面白いことを見つけて、記事や小説、作品に活かして参りますのでよろしくお願いいたします。