大怪談忘年会でした!

2021年12月26日は、名古屋・栄は女子大の金色鮫(コンジキザメ)さんで
大怪談忘年会
というイベントに出演させて頂きました!

以前、クラブロックンロールさん主催の怪談会に誘っていただいた怪奇紙芝居師・赤井千晴さんから再びのお誘いでした。ありがとうございます。

イベントで話した内容は当日お越しくださったお客様のものとして。
あまりそこは突っ込まずに私の一日と、印象や行動などを…。

当日、朝から雪。
夜勤明けで仮眠から起きてくると、ニッポンのマリネラこと愛知県に雪が舞っている。マジか。寒いわけだ。外気温は2.6度。寒いわけだ。
夜のイベントに備えて筋トレをする。単純にシフトの都合でコレが年内最後になっちゃうんでやっておきたかったのもある。
その後ちょっと仮眠。あんまり寝れなかったので、13時に起きる筈が14時半くらいまでウダウダと寝てしまう。

〇時に起きてスヌーズで5分ずつ刻んで寝るなら、ハナっから〇時半まで寝りゃよかった。と思うじゃん。それだと〇時半から5分刻みで寝かねないんだよね。眠たい時の自分を信用してないからこうなる。
↑この部分だけ面白半分にツイッターに載せたら、もっと自分を信じてあげて!と何故か温かい励ましのリプライを喰らってしまい困ったものの、その返事をしたのが
1時間だけ寝ようと思って3時間半爆睡して目が覚めたあと
だったので、やっぱダメだわ野田さん。いつもありがとうございます。

閑話休題。
起きて豊橋駅で土日割きっぷと、ミューチケットを買う。
名古屋行くときは時間帯によらず豊橋から名鉄名古屋本線に乗ると東岡崎、知立でドーっと混むので…。
その時点で取れる一番遅い時間の指定席も買っておいて名古屋駅を出る。
ナゴヤモード学園の角を曲がったところでチラつくものがある。
雪だ。マジか。

やや大きめの風雪が夕暮れ時、ビルの谷間を舞うなか栄に向かって真っすぐ歩く。
この一本道が割と好きで、栄に行くときは早めに着いて歩くことが多い。

ナゴヤの一本道と言えば毎度お騒がせのきゃーむらさんが以前
「名古屋は道路が真っすぐすぎていかんわ。気分が落ち込んだ時に真っすぐな道は辛いで、曲がりくねった路地を歩いて、見通しの効かない感覚を味わいたい時もあるでね」
と大体そんなようなことを言っていて、なかなか面白いことを言うなあと思っていた。ホントにナゴヤの道は真っすぐだ。大変にわかりやすいが、確かに面白みに欠ける部分はある。
新しく作られたこともあり、実用性を重視するところもナゴヤっぽいか。

錦三丁目まで来たら、その真っすぐな道をコキっと直角に左折して
錦三丁目タチバナビル2階のスポーツバーDIVAさんへ。
フォロワーのプロレス愛好家の皆さんがよく寄っていて、私も気になっていた(オーナーのゆかりさん、店長のしおり先生が美人だし…w)のでお邪魔しました。
この日でラスト出勤の北斗さんにもお会いしたかったけど時間が合わず残念。新天地でもお元気で。

短い時間だったけど、ゆかりさんの人違いをきっかけに会話に入れてもらって、そこから常連さんとも一緒に喋って、飲んで(私はジンジャーエールでしたが)、とても楽しかったです。あとリーズナブルで内心、驚いてました。
ゆかりさんはカッコいいけど可愛いところもある、愛され系のお姉さん。しおり先生はカラっとした、THE酒飲みタイプの豪快美人オネーサン。またお会いしたいので、今度お邪魔するときを楽しみにしています。

そこから栄に戻り、特殊書店ビブリオマニアさんで団地ブック増刊号を購入。
このシリーズ、以前ビブリオマニアさんで購入して以来お気に入りだったので迷わずコレにしまして。今もパラパラやっております。

で、やっと金色鮫さんに到着。18時くらいかな。

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金色鮫さん。


会場には店長のikuyaさんと、この前のイベントにご出演のカホさん、この日の出演者であるヌガザカさん、出演者であり司会進行・主催の小森さんがいらしておりました。
店長のikuyaさんは怪しい長身の男前。タバコと夜と暗がりの似合うお兄さんでした。で早速、DIVAのしおり先生の事を話すとすぐわかってくれまして。お陰様でスムーズにご挨拶することが出来ました。先生ありがとうございます。

開場までしばし準備と雑談。この日のために近所の問屋さんでお菓子を詰めてもらってきたのだけれど、小森さんも、サザエさん人形焼を3箱ドーンと持参しておられまして。
テーブルの上がホントにちょっとしたパーティに。

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お菓子を並べている途中。このあとお客様からの差し入れもあり、テーブルはパーティからメーカーの試食会みたいな様相に。
ブラックサンダーも箱買いしました。


赤井さんも到着されてメンツが揃ったところで順番を決め、私キッドは3番目。前半のトリ前じゃん。えらいこっちゃ。

開場時間になり、続々とお客様が。ありゃーー金色鮫さんが満席に。ありゃーーどうしよう。

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これは開場前の様子。


こんなお客さんの居るライブハウスで舞台に立つのは久しぶりだ。
昔バンドをやってた時からお客さんが居ないのは慣れっこだったけど、いっぱい居るのは珍しかったもんで……。
さらにイベントを終えたカホさんもご覧になって下さるということで。客席に別嬪さんが一人増えるのは精神衛生上たいへんよろしい…もちろん純粋にお客さんが一人増えるのも嬉しいですが。

開場して準備が整うまでは軽く雑談。ホントにこのあと怪談師の語りが始まるのか?というぐらいフツーに緩くしゃべっていた。親のフェイスブックは見たくない。

初っ切りは赤井さんの怪奇紙芝居。枕がえし。
実は前回、クラブロックンロールさんで見たのもコレ。でも枕がえしの登場シーンや旦那の発狂シーンは今回のが迫力もあったし、進化していた。
この話の胆は、妖怪と人、両方の怖さが時間を越えて混じり合うところだと思う。そこが、上手いというか深いというか、単なる怖い紙芝居ではないところ、だなと…。
一見の価値あり、必見の演目です。皆様も是非。

2番目、ヌガザカさん。
口外不可!門外不出!!
サバゲー、ミリタリー、アクション映画に郷土史など守備範囲と交友関係の広さから集まって来る話題も豊富らしく…危険な取材も小森さんから
「5万円上げるから行って来て!」
と(たぶん)半ば本気でオファーされるくらい興味深いものばかり。
その5万のうち半分、私が持つので是非行って来てください…!

3番目。私キッド。こと佐野さん。
おばあちゃんの話をしました。
前にお話した時より、少し工夫を増やしてみました。大筋は変わってない、というか殆ど実話なので変えようもないんですが(ズラしたりボカしたりはしてるけど)。
ご清聴ありがとうございました。

トリは司会進行役も兼務の小森さん。
ホントに柔かい雰囲気というか、実はイベント中もステージに腰かけて見守っててくださったので私はとても安心しましたし、ちょっと小森さんの方を振り向いて話を続けることも出来たので大助かりで…と思っていたのが大間違い。とんでもない歩く肉呪物が隣に居た!っていう…メチャコワイんじゃなく、なんか底知れぬ恐ろしさを感じました。
フワっとしてて申し訳ないです。でも来てくださったお客さんとか、当日ご一緒した皆さんには伝わるかと。
小森さんのYouTubeチャンネルもあるので、どんなもんじゃと思った方は是非覗いてみてください。お近くの際はご来場ください。
https://www.youtube.com/channel/UC31TJjrj0TYK0cRMTmIVtQQ

さてここで一巡したため休憩。
後半戦は怪談オープンマイクとでもいうべきか、ご来場のお客様でネタをお持ちの方は是非!というコーナー。
の、前に私キッドも、もう一つおばあちゃんのハナシ。題して
瑠璃色の蝶
という、私の最大の理解者であり守護神だった母方のおばあちゃん「のりこさん」との、最後の思い出をお話しました。

ヌガザカさんも、再び口外出来ないお話。今度は写真も交えて。でまた5万円で取材オファーをされていた。
なんというか、変に身近で妙に縁遠い組織と場所なだけに想像が掻き立てられてしまう。ミリタリーと怪奇の融合体。一見、とてもシステマチックで機械化された組織からハミ出たいびつな怪奇。
外骨格生物の関節から肉と粘膜がハミ出しているような。
仮面ライダーBLACKのヒジんとこみたいな(分かるわけねえだろそんなもん)

でさらにお客様から登場したのが吉乃さん。物腰の柔らかい文系オニイサン。
が、マジで私の中にあった怪談、いわゆる「後で調べたんですが系」の話というものをざっくり変えてくれた人でした。面白かった……その発想、経験、体験、無かったなあ。
何が飛び出すかわからんなホントに、飛び出したものにブチ当たって受け身を取るしかない。おそるべし金色鮫。

さらに続いては怪談作家・空亡茶幻(そらなきさげん)さんの工場であった怖い話。
そうそう、現場の様子を写したり撮ったりするとねえ…これはマジで、工場勤めの人には共感を呼ぶこと請け合いだと思う。
空亡さんはVtuberとしても活動開始ということで、もしかするとまたそちらで語ってくれるかもしれません。色々あるのでお好みのハナシを探してみてはいかがでしょうか↓
https://www.youtube.com/channel/UCAUybpZtD597YAFygDTDFVg

と、盛りだくさんの回を締め括ったのが赤井さん。怪奇紙芝居ではなく本チャンの怪談。
最初と最後をご自分でキッチリ〆る。
香水とケモノの話。これ好きなんだよなー…ニンゲン系の怖い話だけど、薄気味悪いというか、都市型生活密着ホラーというか。なんだろうね、世の中の片隅には、こういうことってありふれて蠢いているんだろうね。

と、終わって21時過ぎ。ひとまずお開きと、あとは通常営業の金色鮫さんとなるところでお暇することに…ご挨拶と乾杯をして頂き、有難いことにご感想も頂戴しました。
お越しくださった皆様の脳内幼稚園の園庭に、ビックリばあちゃんが徘徊していますように。そして皆様の頭上にも、瑠璃色の蝶が羽ばたいていますように。


とても楽しく過ごさせて頂き、優しさと凄みに触れた夜でした。
お客様、金色鮫のikuyaさん、出演者の皆様、有難う御座いました。
まだ全然、話し足りなかった(ホントはおばあちゃんの話2連発からラブホテルのコワイ話をして台無しにするつもりだった)し、またお声掛け頂ければ是非お話させて頂きたいと思っております。よろしくお願いいたします。
終演後には出演者4名、ikuyaさんと一緒に、さらにカホさんにも入って頂いてみんなで記念撮影もしました。私、髪の毛薄くなったなー。ウルトラセブンみたいなデコッパチでハゲれたらいいんだけどなあ。てっぺんだからなー。

当日ご来場のお客様で、タクシー運転手のヨシダさんシリーズを読んでやってもいいよ、という方がいらっしゃいましたら
コチラからご覧いただけますのでどうぞ…↓
https://ncode.syosetu.com/n1565dp/
現在は不定期更新となっておりますが、年に一度か二度は更新しておりますので忘れた頃にでも覗いてやってください…!


お写真をお借りいたしました。
左手の肥満児が私。

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中央の女性が赤井千晴さん。
そのお隣の黒い着物姿の男性が小森躅也さん
シマシマのお兄さんがヌガザカさん

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中央が金色鮫の店長ikuyaさん

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この日、私たちの前にイベントを行っていたアイドルのカホさんもいっしょに。ずっと半袖だった……。

重ね重ね、楽しいイベントでした。次回はコレをご覧下さった皆様も是非お越しくださいませ。私もどんどんお呼ばれや執筆依頼を頂けるように頑張ります。

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