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#3 掛け替えのない

楽しい時間はあっという間にすぎ、すっかり辺りが暗くなっていた、寒い
僕はみんなから写真付き応援メッセージのアルバムをもらった
宝物カテゴリーに即決するほど嬉しく、向こうでもがんばろうと思えた、と同時に少しばかり嫌なことがあった程度では帰ってこれないな、とも
良い意味で自分の退路を断たれた気がした
自宅まで送ってくれたのはトシキとマリで、帰り道の時間が愛おしく、永遠に続いてほしいと思えた
トシキの安全運転が、この時をゆっくり流してくれているようだ
「じゃ、また」
マリが笑顔で僕に言う、
笑顔で返すと同時にやっぱり思う
歯、白、、


Igor OvsyannykovによるPixabayからの画像

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