毎日は、すっぱくて、愛おしい
どうしてこんなに思い通りにいかないんだろう?
空が青いよりたしかなこと。それは、わたしより苦しい思いをしている人や、つらい出来事を体験している人なんて山のようにいる。それはわかっている。わかっていた。
だからなのかわからないけど、わたしは自分が苦しいとき「つらい」って言ったらダメなんだと思って生きてきた。耐えることが正義だと思っていた、それがわたしの20代30代だった。
どうしてこんなに思い通りにいかないんだろう?
って何度も思った。
どうしてわたしばっかり、
どうしてこんな目に遭うんだろうって、
心が張り裂けそう日がたくさんあった。
自分が選んで進んできた道
後悔なんてしたくないのに、
どうしてこんなに思い通りにいかないんだろう?
どうしてこうなるの?
もういやだ。
しんどい。
わたし、何か悪いことしたかな。
もしも思い通りにいく人生だったら、
どうなっていたんだろう?
あの人がうらやましかった。
何もかもうまくいってるように見える
(本当はそんなことないのに)
彼女の笑顔を見ると
何も悪くない彼女のことを悪く言ってしまいそうで
そんな自分のことを嫌いになりそうでこわかった。
思い通りにいかなくてラッキーだった
それでも、時が経ったからなのか
いつしか
「思い通りにいく人生」なんてつまんない
って思えるようになった。
というか、
そう思わざるを得ないことがたくさんあった。
こんなことされたら、
こんなこと言われたら、
思い通りにいかなくてラッキーだった
と思わざるを得なくなった
そして、
改めて思うのは
毎日は、すっぱくて、愛おしい
ということだ。
すっぱいからこそ、愛おしい
とも言えるね。
うん、間違いない。
今だって、そりゃ
すっぱいこと、いろいろある
(20代、30代に比べると随分少ないけど)
それでも、そんな
「すっぱい毎日を愛しく思いながら過ごす」
こんな風に日々を送れたら
人生はとても豊かだと思う。
ねぇあなたもそう思わない?
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