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【超DX仕事術】を読んでみての感想〜DXは仕事も生活も楽にしてくれる〜

はじめに

辛い、面倒臭いそう思いながら自分の強みを押し殺して仕事していませんか?
多くの人が、自分の強みで仕事することを望んでいると思います。
現代のテクノロジーは、それを叶えてくれます。

本記事では、そんな仕事の仕方をするために必要な「DX化」について入門的に書かれている『超DX仕事術』という本を紹介します。

個人で「仕事や生活を楽にしたい!」と思っている方、「会社の業務を社員のために楽にしてあげたい!」と思う経営者は、是非読んでみてください。

1:DXとは?

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

経済産業省のDX推進ガイドライン

DXについては、以前詳しく解説したことがあるので興味ある方はぜひこちらも合わせて読んでみてください。

良く聞くIT化との違いはなんでしょうか?
本書では、以下のようにし記されています。

・IT化
効率的に物事を推進するために、IT機器を導入すること
・DX化
物事を達成するために導入したIT機器で、データを参考にしながら継続的に改善すること

例えば、いい事例がダイエットです。

Aさん:ダイエットするために食事記録アプリをインストールした。
Bさん:ダイエットするために、食事記録アプリをインストールし、毎日の食事の改善を繰り返した。

さて、この場合はどちらがIT化で、どちらがDX化かわかりますか?
AさんがIT化のみで終了し、BさんがDX化できたということになります。

このようにIT化で終わらず、DX化していくことの大切さは伝わったかと思います。

2:DX実現レベル

DX化には、レベル1~3まで段階があり、段階によってやることが異なります。

「今自分はどの段階なのか」「次のステップには何をしたらいいのか」を掴んでみましょう。


2-1:データ入力

DXはデータがないと始まらないため、まずはデータを集めるためのツールを導入する必要があります。

これまで、紙を活用していたものを全てメールやチャットでやり取りするというのも立派な一歩目になります。
本書ではお勧めのアプリとして、以下のアプリの使用を進めています。

メール⇒Gmail
チャット⇒Slack、Chat work
オンラインフォーム⇒Googleフォーム

「データ入力」のレベルでも工夫一つで効率は向上しますので以下チェックしてみてください。

  • メール
    フィルター機能を使って重要なメールだけを受信トレイに表示させたり、ラベル機能を使ってメールの種類ごとに色分けしたりすることで、メールの管理が楽にしていますか?

  • チャット
    話題ごとにグループ分けしたり、通知機能を使って重要なメッセージだけを知らせたりすることで、チャットの効率向上、漏れ防止を行なっていますか?

  • クラウドストレージ
    ドライブ機能を使ってファイルをオンラインで保存したり共有を行なっていますか?

  • オンラインカレンダー
    スケジュールを管理したり共有したりすることで、予定の調整をスムーズに行なっていますか?


2-2:データ流用

次は、データを自動的に流用する仕組みを作る段階です。
本書では以下の連携をすることにより、流用をしていくことを推奨しています。

①Googleとslackを連携する
②社外から来たメールを自動的にGmailからslackに送って共有する設定をする

この段階は、常に疑うことを大切にしましょう。
常にクリティカルシンキングを行い「効率あげるために他に方法はないのか」と疑う姿勢をもつことが大事です。
「無作為に様々なツールを連携を行うのではなく、相乗効果で生む」を考えていきましょう。


2-3: データ活用

最後は、取得したデータ、連携したデータを活用することに焦点を当て、生産性向上や業務自動化など、根本的に仕事のやり方を変えていく段階です。
この段階では、BI(ビジネスインテリジェンス)が必要になります。

BI(ビジネスインテリジェンス)
事業上の意思決定に関わる情報を分析して得られる知見などを活用する仕組みや手法を意味します。
企業内にある様々なデータを収集・分析・ビジュアル化し、経営層や管理職、人事、現場の職員に対して製品やサービス、業務の改善につながる情報を提供。

本書では、以下のテキストマイニングツールを推奨しています。

ユーザーローカル⇒アップロードしたものを解析してくれる、感情分析ai機能も搭載
KH Coder⇒ユーザーローカルよりも細かい設定が可能

更に、以下のツールでは、仕事だけでなく日常生活のDX化においても有効活用可能です。

Notion⇒メモ帳やタスク管理、プロジェクト管理など全ての機能が充実しているオールインワンツール

私自身も、Notionは仕事にもプライベートにも活用しています。
プライベートでは、「映画記録」や「Workout」といった感じで、項目を作って管理しています。

「観たい」「お勧めしたい」などなど自分の生活を楽しむためにも、プライベートDXもお勧めです。

3:ツールを選ぶ時のポイント3つ

これまで話してきた通りで、DX化にはデジタル管理するするツールが欠かせません。では、どのような視点でツールを選んだらいいのか参考にしてみてください。

①場所を選ばない
②デバイスを選ばない
③時間を選ばない
④使いやすい

DX化ということだけを考えると、①〜③でいいのですが、案外④が大切なんです。
DX化ツールは、日々使用するツールになります。そのため「使い続けること」が大事にあります。使いやすく、使い続けたいと思えるUI・UXも意識してみてください。

4:守りと攻めの超DX

「守り」の超DXとは、自分の仕事を効率化や自動化することで、業務改善やコスト削減などを目指すことです。

「攻め」の超DXとは、自分の仕事をデジタル化やオンライン化することで、新しい価値やサービスなどを提供することです。

本書では、更に詳しく攻守の超DXを説明をしているので、是非本書を読んでみてください!

さいごに

まずは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

以上が、私が相馬正伸さんの「超DX仕事術」を読んで学んだことです。
この本は、DXに興味がある方はもちろん、ITツールに苦手意識がある方にもおすすめです。

本書を読めば、誰でも簡単にDX化に向かって歩み始めることができます。
「自分をアップデートしつづける」これは、DX化するにあたって一番大切なことです。一度やって終わりではなく、常に新しい技術や情報にアンテナを張り続け、事業の「勿体無い」が少しでもなくなるように更新していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

事業の「勿体ない」について課題や悩みがあり相談したい方は、いつでもDXラボに相談してください。勿体無いをなくしていきましょう!


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