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ローカルキング戦略

脱サラして東京からUターンし、地方で起業すると決めたとき、頭の中にあったのが、この「ローカルキング戦略」という言葉。東京で起業することも考えないではなかったが、生まれ故郷に戻って起業することを決めた理由がここにある。

ローカルキング戦略とは?

インターネットで調べてみたら、「ローカルキング戦略」という言葉は存在しないようだ。ITサービス業界では地場の中堅・中小企業を相手にIT化を指南しているソリューションプロバイダという意味で使われている。

なので、「自分がローカルキングになる戦略」ということになる。つまり、ITサービスの世界で「地元No.1」になるということだ。

では、ローカルキングになるためには具体的にどうしたら良いのだろうか?

ローカルキングとなるためのポイント

と言っても、今のところまだ自分は実行中なので仮設の域を出ていないが、要約するとこういうことになる。

・東京と地方との情報落差を利用する

東京は新しい情報が常に集まる場所である。IT業界のように変化が激しいと、いち早く最新の情報を入手することは戦略上非常に重要となる。一方、地方ではこれらの情報が遅れて広がってゆく。東京でいち早く取り組みが始まっている新しいサービス、ビジネスなどの情報を誰よりも早く入手できれば、それを地方で展開できないか検討することができる。

・地方にまだ存在しない有望な市場を見つける

東京で事例が産まれてくれば、その事例やモデルを地方で活かすことができないか検討できる。東京と地方の特性の違いを加味しながら、実現可能かどうか、いつ頃地方で動きが出てきそうかを判断して、誰よりも早く準備に取り掛かることができる。

・いち早く実績を作り地方のオーソリティとなる

誰よりも早く着手でき、実績を残してゆけば自ずと地元No.1になれる。あとはさらにスピードアップして先行者利益を獲得する。後塵の競合を排除できれば市場を独占することもできるだろう。

競合を排除するための方策

後から追いかけてくる競合を排除するためには、いち早く実績を積み重ねて、「この分野については、まずこの人(会社)に相談する」というイメージを定着させてしまうことだ。

そのための広報活動はとても重要である。地元の公人、VIPなどとの交流を広げながら、そのような人たち経由で紹介を受けられるようになれば、さらに信用が積み重なり、競合を引き離すことにつながる。

注意点など

最後に注意点だが、取り組むテーマが早すぎないこと。地方はゆっくりと時間が流れているので、あまりに斬新なビジネスを選択すると収益化するまでのタームが長くなる。

つねに「時代の半歩先」くらいのスピードがちょうど良い。

コロナが収束すれば景気回復のためのさまざまな動きが活発になってくる。その流れにうまく乗れるように今からいろんな仕込みをしておくべきだ。

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