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Excelの主要な関数を漫画で喩えてみた

こんにちは。
税理士法人上坂会計 DXメンターチームの笹岡です。

皆さん、Excelは好きでしょうか?

パソコン作業をされる方なら、多くの方が一度は使ったことがあるかと思います。

普段使っていて便利だと思う反面、「関数」という言葉に思わず拒否反応が出る方も少なくないでしょう。関数は、見ていてもどこで何をやっているのかさっぱり分からず、イライラしてきますよね。
気持ちは分かります。

ですが、皆さんも分かっているとは思うのですが、Excel関数を覚えると非常に便利です。知っているのと知っていないのでは、仕事の生産性にも差が出てきます。

なので今回、皆さんのExcel関数に対する心のハードルを下げるべく、「Excelの主要な関数を漫画で喩えてみた」というゆる~いテーマで記事を書いてみたいと思います。漫画キャラの喩えと一緒に覚えたら、多少はExcel関数に対する苦手意識を克服できるのではないでしょうか。

Excel関数の詳しい解説まではいたしません。
Excel関数のざっくりとした機能を、私の独断と偏見に基づいて、漫画のキャラの能力で喩えるとコレ、という風に紹介してみたいと思います。

あくまでイメージなので、正確性は犠牲にしております。
あと、漫画の元ネタが分からない方は、申し訳ないです。



SUM関数

まず紹介するのはSUM関数。
Excel関数の王道中の王道。キングオブキングですね。

Excelを使っている人で、使ったことが無いという人はいないんじゃないかというくらいには、メジャーな関数です。

この関数の機能は、説明するまでもないかもしれませんが、指定の範囲に含まされる数字の合計を計算する、というものです。
書き方は、以下の通りです。

=SUM([セル範囲])  

(記載例) 
=SUM(A1:A10)
・・・A1セルからA10セルに入力されている数値の合計を計算

誰でも知っているSUM関数は、Excel関数界の主人公と言っても過言ではありません。
なので、漫画で喩えるなら、誰でも知っている漫画で喩えなければ、SUM関数に失礼というものでしょう。

範囲に含まれる全ての数値のかき集めて、より強大な合計数字にする・・・
それは喩えるなら、DRAGON BALLの元気玉のようなものではないでしょうか。

言わずと知れた世界的名作漫画 DRAGON BALL。その主人公 孫悟空の必殺技です。
地球上のみんなから少しずつ元気を分けてもらい、それを一か所に集めて、強大なエレルギー弾にして、敵に放つ。ザ・少年漫画の、最強の技です。
まさにSUM関数を喩えるのに相応しいですね!


IF関数

次に紹介するのは、IF関数です。
SUM関数までならまだ余裕だけど、IF関数が出てくると途端に目がショボショボしてくる人も少なくないかもしれません。

ですが、IF関数は知っているのと知っていないのでは、世界が変わるくらいとても重要で、便利な関数なのです。なので、絶対に覚えておいて欲しい関数の一つです。

IF関数の機能は、指定した条件に合致する場合と、しない場合とで、計算結果を変える、というものになります。
この説明文を見るだけで、頭が混乱しそうになるかもしれませんが、もう少しだけ堪えてください。

IF関数は以下のように書きます。

=IF([指定条件],[条件に合致する場合の計算結果],[条件に合致しない場合の計算結果])

(記載例)
=IF(A1="税抜",A2*1.1,A2)
・・・A1セルに"税抜"と入力されていたら、A2セルに何らかの金額を表す数値が入っているという前提で
   A2に1.1を掛けて税込金額を計算結果として返す
   A1セルに"税込"と入力されていなかったら(例えば、"税込"と入力されている)
   A2セルの値をそのまま計算結果として返す

IF関数には、3つの登場人物が出てきます。
・指定条件
・条件に合致する場合の計算結果
・条件に合致しない場合の計算結果

先ほどの記載例だと、
指定条件が『A1="税込"』となり、この条件が正しければ『A2*1.1』という計算結果、正しくなければ『A2』の値をそのまま結果として返す、という計算を自動的にしてくれます。

あるセルの値を読み取り、その値に応じて動きを変えてくれる、そんな素敵な関数がIF関数なのです。

これは喩えるなら、ONE PIECEにおける見聞色の覇気のようなものではないでしょうか。ONE PIECEにおける見聞色の覇気とは、相手の気配を感じ取る能力のことです。

見聞色の覇気の名手といえば、ビッグマム海賊団の三将星の一人である、カタクリが思い浮かぶでしょう。

カタクリの見聞色の覇気は、相手の気配を感じ取るだけではなく、相手が次に取ってくる行動を事前に察知する、未来予知の領域にまで達しています。
未来の結果を事前に察知し、その未来に対して適切な行動を行うことで、最強格の強さを発揮しておりました。

まさに、条件に応じて適切な計算結果を返すIF関数と同じですね!


VLOOKUP関数

最後に紹介するのは、VLOOKUP関数です。
Excelユーザーに「一番好きな関数は何ですか?」というアンケートを取ったら、間違いなくトップ3には入るだろう、と思われる超人気関数です。
もちろん、私も大好きです。

そんな人気のVLOOKUP関数の機能は、他のデータ(表形式)から、条件に合致する行の特定の情報を表示する、というものです。
表形式というのは、データが行と列に整理されているようなデータを言います。

書き方は以下の通り。

=VLOOKUP([指定条件],[表形式データ],[欲しい情報の列番号],FALSE)

(記載例)
=VLOOKUP(10,A1:D10,2,FALSE)
・・・A1:D10という104列の表形式データから、A列の値が10である行の、2列目(今回の例ではB列)
   の値を表示する。
   末尾のFALSEは特に気にしなくて良いです。おまじないだと思ってください。

表形式データで指定したデータ(記載例だと『A1:D10』)から、指定条件に合致するデータを取得することができるのが、この関数なのです。

これを使うと何が嬉しいのかというと、Excelをデータベース的に使うことができます。データから自由に値を呼び出して、活用することができるのです。

そう、それはまるで、NARUTOにおける口寄せの術のように、です!

人気忍者漫画であるNARUTOにおいて、主人公のナルトは、師匠である自来也から口寄せの術を伝授されました。その結果、印を結んで別の空間からガマガエルを呼び出せるようになりました。

VLOOKUP関数も、別の空間(別の表形式)から、任意の情報を呼び出すので、Excelにおける口寄せの術と言っても良いのではないでしょうか!


他にも色々便利で覚えていただきたい関数はあるのですが、全部紹介していたら長編小説のような文章量になってしまうかもしれないので、今回はここまでとさせていただきます。

Excelは使う頻度が高いからこそ、ちょっとしたことを知っているかどうかで大きな時間削減につながります。
あまり苦手意識を持つことなく、是非積極的に学ばれると良いのではないかと思います!


今回の記事が、少しでも皆さんのDXの理解に役立てば幸いです。
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