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何気のない土日に感じたコト

※この記事はその時の自分が感じた事を連ねているだけです。
ただ、思った事なので不快にさせてしまったら、ごめんなさい。

ここ1年で家に居る時間が増えた。

特に緊急事態宣言もあり、ほとんどの人はそうだと思うが、家に居ることによって、行動の選択肢が限られて来る。

TVを見る、パソコンを触る、スマホを触る、本を読む、料理をする、掃除をする、筋トレをする。という時間が増えた。

嫁と買い物して、テレビでも見ながら夕方から晩酌しようとザッピングしてみた。

土曜という肉付きな曜日のはずなのに見たい番組がなかった。

子供の頃、あれだけ夕方から深夜までずーーーーと見ていたテレビ。

見たい番組が無かった。

垂れ流しでも良いけど、興味が沸かず、見ようとしなかった自分がいた。

僕の家のTVはYou Tubeが見れる機能ボタンがリモコンに付いており、ボタン一つでYou Tubeが見れる。

とあるユーチューバーの動画を見ていた。

少し過激なロケ。
あーテレビじゃできねぇよなーと。
どれも何か懐かしいなと
ふと思った。

約25年前のテレビ番組『電波少年』を思い出した。

あの
チャチャチャチャンチャカチャンチャンチャカチャカチャーーーン♪
というオープニング曲から顔だけCGで登場のMC・松本明子さんと松村邦洋さんの番組

企画はどれもバカバカしく面白かった。

『アマゾン川のピラニアを倒したい!』
『ロスの娼婦を更生させたい!』
『懸賞生活』
『ヒッチハイク シリーズ』
『サバンナのライオンは本当に強いのか体を張って確かめたい!』
『スワンの旅』
『アラファト議長とてんとう虫のサンバ♪をダジャレたい!』
などなど。

痛快すぎる。今じゃほぼテレビでできないような内容ばかりだった。

動物の企画は、ざっとどんな内容かと言うと、芸人が空手着着て、海外の猛獣達にハリセンで闘うみたいな内容だった。
勝手に知らない土地のデンジャラスな所で体を張ってバカをやる。
ほぼアポ無し。

最高。

そんな過酷なロケに当時出ていたのは、
出川哲朗さん、松村邦洋さん、山崎邦正さん、よゐこさん、キャイ~ンさんなど。
現在40、50代の芸人さんが当時25歳前後でこんなロケをやっていた。

25歳前後、、、今で言う、第7世代と言われる芸人になるのかな?

ま、とにかくその電波少年がめちゃめちゃ面白かった。

1996年前後、毎週毎週、ビデオ予約を覚えた10歳前後の服部少年は、令和では死語の”Gコード予約”を駆使して、ひたすら観ていた。

そんな電波少年を思い出した。

2、3時間が経ち、嫁がニュースを見たいという事で、リアルタイムの地上波番組にチャンネルを変えた。

たまたまやっていた、出川さんの『充電させてもらえませんか?』という電動バイクで国内を旅する番組がやっていた。

25年前に『アマゾン川のピラニアを倒したい!』『ロスの娼婦を更生させたい!』とジャングルで死にかけ、ロスで危機的状況になるロケをしていた男が25年後、日本の優しい人達に電力を借りる心温まるロケをしているのだ。

色んな事が面白過ぎた。

フリが効きすぎていた。

昔、アマゾン川で死にかけていた奴が、日本の田舎のおじいちゃんおばあちゃんと触れ合ったり。

これが、僕の見ていた芸人

”振れ幅”がそこにはあった。

仮に電波少年の番組内の演出はあろうがなかろうが、面白い映像だったし、きっと演出じゃ撮れないモノもめちゃめちゃ撮れてるはずだから、もはやドキュメント番組なんだ。

”リアル”がそこにはしっかりと存在していた。

今は、”ヤラセ”とか陳腐な言葉や極極極少数派のクレームで番組が終わって、規制に次ぐ規制で”面白殺し”が増えている。

あの頃のテレビはどこへ行った?

バラエティーはどこへ?

でも、僕は、You Tubeから地上波にチャンネルを戻した時、めちゃめちゃ面白かったし、これが時代なのかとも思う。

昔があって、今がある。

新しいテレビの楽しい見方かもしれない。
今の番組のルーツとか過激版とかポップ版とか、色々、手軽に見れて、懐かしむ事もできる素晴らしい時代。

結果、トータルでテレビはやっぱり楽しい。面白い。

そして、改めて気付いた。
その『電波少年』に出ていたほとんどの方々は25年経った今も現役バリバリの第一線で活躍中なことに。

凄すぎる。

芸能界には、”限られたイス”があると言う言葉を聞いた事があったし、実際にあると思っていた。

それを改めて再確認した。

25年前に売れて、25年以上売れ続ける、メジャーであり続ける。

とてつもない事。

その人達は限られたイスを凌ぎ取ったのではなく、”作った”のかもしれない。

作ったイスは、自分だけが座れる特別サイズなのかもしれない。

そういえば、2,3年前たけしさんの番組前説をした際に出川さんが出演されたことがあり、生でそのリアクション芸を見て感動した事を思い出した。

確か辛いものを食べてリアクションする流れだったと思うが、
自分のターンの時、キメる所バシッとキメて、めちゃめちゃカッコ良かった。

王道でしっかり笑いを取る。
プロフェッショナル

イチローがホームランを打つ、
三浦カズがゴールを決める、
貴乃花が逆転勝ちする、
出川がリアクションで笑いを取る。

同格、否、それ以上だと思う。
ニュース番組でやっても良いレべルだ。

出川さんの後でモデルの鈴木奈々さんが、何故か辛いものを食べる事になり、それを越えるやりすぎたリアクション(確か床に倒れ込んで、這いずり回った挙げ句、仰向けになり、辛りゃぁアアーーーーいいいい!!!!って絶叫し駄々をこねるような感じ)で、結構な時間騒いでいた(笑)


「さすがにそれはウソだろっ」という変な空気に一瞬なった、たけしさんがそれをしっかりイジって爆笑が生まれた。

これぞ、TVショー

ここで鈴木奈々さんという、メジャーリーガー(僕が勝手に謳ってる売れてる人の意)の理由が解った気がした。

モデル出身のタレントだからこそ、芸人ではできない物珍しいリアクションができる能力がずば抜けてる事がTVショーにマッチングしているのだと。
見た目もカワイイ元気な女性が、床を這いつくばり駄々をこねる。


全力。

自分の”辛い”という最大限の表現のオリジナリティが高い。

芸人はやりすぎないギリギリのラインで当てるリアクション(私的観点)を狙うと思うのだが、鈴木奈々さんは、タレントであり芸人ではないので、面白さは適度で良いと思う。

が、彼女は無垢に20・30代一般女性だと羞恥な部分もフルスロットルの全力表現する突破力があり、その希少性がメジャーリーガーたる所以だと思う。

そのパフォーマンスを生で見て当時思った、

「俺には、これはできない。」

当時20代後半のカワイイお姉さんがリアクションのレジェンド・メジャーリーガー出川哲朗の次に、あれだけの爪痕を残すどころかいい意味で全部食った。

辛いもの食べて全部食った。

そんなTVショーの化け物達を目の前で見れた経験を僕は誇りに思うし、いつかそんな事を偉大な方々に伝えれる日も楽しみに僕は僕の”イス”を作ろうと思う。

そして、翌日、日曜

ひとり芸 日本一決定戦『R−1グランプリ2021』決勝を観た。

ここからは僕がピン芸人になって初めて観たR-1について感じた事、数年後にどう変わってるか今の僕の感想、感覚を書いた私的メモみたいな事になります。

あーなんか知らんやつがなんか言うとるなぁーくらいの感覚で見て頂けたら良いです。

率直に僕は皆、面白かった。

番組の進行とかは、生放送ならではのライブ感だと思うし、皆、必死に盛り上げていたと思うし、そこも面白味で捉えたら良いと思う。
リニューアルしての1発目というか、0発目だと思う。
今後、良くなるだけなので。

司会の霜降り明星も若いのにめちゃめちゃ凄いなと思います。
なんかゴチャゴチャ言ってる人は、じゃお前があの位置まで行ってやってみろ。ってだけ。

審査員も納得の超一流の人選だったと思います。

単なる興味ですが、今後、審査員して欲しい、僕的に観てみたい方は、

バカリズムさん
桂三度さん
イッセー尾形さん
三浦マイルドさん
マキタスポーツさん
佐久間一行さん

どれだけ自分が面白いと思うことを剥き出しにできるかを楽しみに観ていた身としては、ゆりやんレトリィバァ、ZAZY、高田ぽる子が良かった。

あのゴールデンタイムの生放送に3分間の自由表現ができる中で、特に痛快、何をやってんだコイツ(笑)と特に思ったのは、この3組。

あと、初めて観たけど、土屋さんもバカバカしくて良かった。

もちろん色んな種類があるのがR−1の良さでもあり難しさでもあるかと思う。

マツクラさんとゆりやんは同じコントでも、肉と魚みたいな、サッカーと野球みたいな。
くくりが一緒だけで全然違う感覚。

二組ともコントという、山の登り方が違うだけで、同じ高さ。
R−1というアングルには、ゆりやんのコント山が良く見えたような感じです。(僕の表現力の見通しの悪さは見ないで下さい。笑)

今年からピン芸人になったので、何となくR−1は出ようかなあ、、、と思っていたくらいだけど、急なルール変更で芸歴10年以上は出れないことになり不出場になった。

あと、ここからは現状の僕にどれくらいの人が興味あるのかという興味が出たので、有料にしてみました。あまり気にせず、てか、見なくて良いです(笑)

一応、約15年の芸歴で今、感じてること書いてます。

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