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フィルム巻き直し機を作る 材料・設計編

400ftフィルムを買ったお話をした際に、400ftから100ft巻きを作るための巻き直し機が必要になるという旨の話をしました。

そのフィルム巻き直し機(便宜上こう呼ぶことにします)を作るための材料を買ってきたので、今回はその紹介と、仕様に変更があったのでそのあたりのお話もしようと思います。


材料

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買ってきた材料と道具はこちらです。


スクリーンショット 2022-02-26 172113

それぞれの内訳と金額を一覧にしました。

一番高かったのがドリルの刃で、5本セットを買いましたが使うのは4mmと8mmの2本だけです。単品で買うより安かったのでこれにしました。多分家の工具箱を探せば見つかると思いますが、太さをはかりながら探すのが面倒だったので買っちゃいました。

ボルトや鋼材類はバラ売りを必要数だけ買いました。

ここには載っていませんが、電動ドリルや電動丸鋸、両面テープや釘を数本使う予定ですが、買うほどのものでもなく探せば家に転がっているのでここには載せていません。


フィルムコアについて

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フィルムを巻き取る軸(コア)についてちょっとお話。

いま僕の手元には2種類のコアがあって、小さいのと大きいのがあります。

今回購入した400ft巻きは、調べた限りでは右の大きい方のコアに巻かれているということがわかっています。


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当初の予定では、100ftに巻きなおすときも大きい方のコアにしようと思っていましたが、手持ちのコアが小さい方が多いので、小さい方に100ft分巻こうと思っています。これはkentmereの100ftフィルムを使った後のコアです。大きい方は多分fomaのコアだと思います。


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偶然か、それとも仕様なのか定かではありませんが、この小さいコアは大きいコアの穴にぴったりはめ込むことができます。

今回はこの仕様を利用した設計で巻き直し機を作ろうと思ったので、当初の設計イメージから仕様を変更することにしました。


設計

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以前紹介したイメージ図ですが、現物合わせで考えていった結果、構造や使う材料が結構変わってしまいました。


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今材料を買ってきた段階でイメージしているのはこんな感じです。(またペイントで雑なイメージ図)

まず、本体となる板は金折(L字の鋼材)をM4ボルトで固定することで自立させることにしました。本体の板は100均のMDF板をつかいます。1枚だと厚さが不安だったので、2枚重ねにします。端の方を切って400ft側とハンドル用に使います。

そして、400ft100ftそれぞれを支える軸はM8のボルトにして、400ft側は板材で挟む形で固定、100ft側はハンドルを取り付けてコアを直接回して巻き取るようにします。

コアには中心の穴の周りに4か所穴が開いているので、そこに引っかかるように釘を打ったハンドルをひっかけてコアを回転させます。

コンパスカッターでまな板を切り抜いて100ft分の直径の板をつくり、それをコアの横に挟んでフィルムを巻き取ることで、まな板と同じ直径まで巻ければだいたい100ftくらいになる、という計画です。


ハンドルを回しながらナットが締まったり緩んだりして作業しづらそうになる予感がしていてそこが唯一の懸念点です。

次回はいよいよ製作をして、はやければその日中にフィルムを巻きなおしてみようと思っています。

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