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デジタル一眼レフを買った

今日買ったばかりのところで、ただ買い物をしただけなのですが、なんだか記念日のような気持ちです。

デジタル一眼レフを買った経緯と、選んだ機種について今の知識と考えを残しておこうと思います。


デジタル一眼レフが欲しくなった経緯

元々フィルム一眼レフから写真の世界に入り、現在はモノクロ写真のみを撮っている僕ですが、最近ふとデジタル一眼レフが欲しいと思うようになりました。

毎年冬は外出する機会が減り、普段風景を多く撮ってきた僕にとってはなかなかどこもかしこも代わり映えのない殺風景な季節で、例年通りの行動パターンの通りであれば、今年の冬も作品にする程でもない似たような写真を量産するだけの冬となりそうです。

であれば、ここは一度デジタルカメラなど持って、普段のフィルム撮影ではできないことに挑戦してみるのもいいのではないかと思いました。


撮影→現像→プリントの流れの中で、どうしても撮影時の狙いや意図を作品に反映させるまでに時間が掛かってしまい、忘れてしまったり、反省点を洗い出し切れなかったりすることが多々あります。

その場で撮った写真を見て更に追い込んでいくという作業はデジタルカメラだからこそできることで、これを繰り返すことこそが写真の上達への道でもあります。

そう考えると、一度デジタルカメラで修行してみるのも悪くないかもしれないと思うようになりました。


最低限の出費で使えるカメラが欲しい

正直に言うとこれから先も、デジタルで作品撮りをするつもりはありません。

あくまで僕はフィルムで撮る写真こそが自分のスタイルだと思っているので(腕や作品の良し悪しは一旦置いておいて)、今後もその姿勢は変わりません。

なので、あくまで今持っている機材、特にレンズを活かす形でデジタルカメラを導入したい。

特に、数か月前に買ったsigmaのArt 24-105mm f4をデジタルでも使いたいと思ったので、自動的に候補のカメラはAマウントのカメラになりました。

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minolta α507siに取り付けてポートレート用として使っているフルサイズデジタル用のレンズ。

「フルサイズ用ならフィルムでも使えるだろ」

「年式も新しいからきっとシャープな写真が撮れるはず」

と思って買って使っている、僕が持っているレンズで一番新しくて高性能なレンズです。

これをデジタルでも使えたらいいなと思ったわけです。デジタル用のレンズをデジタルで使えたらいいな、なんて思う奴がこの令和の時代にいるでしょうか。


α900

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勿体ぶらずに言いますと、α900を買いました。

Aマウントのフルサイズデジタル一眼レフです。

APS-Cのα700と悩んだのですが、普段35mmフィルムで撮っている僕にとって、APS-Cサイズは画角感覚が慣れないと思ったので、妥協せずにフルサイズにするべきだと思ってこちらを選びました。

実を言うと、このカメラの存在を知ったのは3日前のことで、それまではSONYのカメラには微塵も興味がなかったのでα900なんて全く存じ上げませんでした。

その3日前に知ったα900ですが、昨日たまたま仕事帰りに覗いた中古カメラ屋で棚に並んでいるのを見つけました。ネットでもほとんど出回っていないようだったので、店頭にあるのはなかなか珍しいのではないかと思い、今日レンズを持参して動作確認を行い、その場で即決購入をした次第です。

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CFカードなんて持ってませんから、そもそもCFカードとはなんだというところから調べて、こちらも先ほどネット注文をしたところです。我ながら行き当たりばったりが過ぎる。


購入の際に気を付けたこと

デジタルカメラに関しての知識は皆無と言っていいほど、全く知識がありませんが、購入の際に気を付けた点がいくつかあったので、それを残しておきます。

まず、言わずもがなですが、外観はチェックしました。

輪郭の外周部に擦れや当たり傷がある個体は、場合によっては本体の動作に影響を及ぼす可能性のある故障を持っている可能性があります。これはデジタルカメラに限らず、フィルム機でも言えることです。

なので、あまりに激しい痛みがあった場合は購入を見送るつもりでいましたが、底部や液晶の使用に伴う想定範囲内の擦れがある程度でしたので、この点はクリアでした。


次に、ダイヤルの動作状況です。

ダイヤルを回しているのに値が変化しなかったり、値の変化が不規則に増えたり減ったりするような動きをする場合は、相当使い込まれていると考えられます。

α900は製造から10年以上が経ち、メーカー修理も終了しているカメラなので、動作部品の誤作動や動作不良はそのまま使用不可を意味します。

今回はそういった点に気を配ってチェックしましたが、幸いこちらも問題なしでした。


次に、ファインダー内のゴミ、カビクモリ

撮影画像には影響ありませんが、ファインダーの見えが悪いと写真が撮りづらいので気を配っておきたいところです。


ミラーずれ

デジタル一眼レフ固有の故障原因に、ミラーがズレる、外れるといったものがあります。

シャッターを切るたびにミラーを上下させるので、その衝撃でミラーの取り付け位置がずれてきたり、丸々外れてしまうといったことが起こります。これも使いこまれた個体であればあるほど、そのリスクは高いです。

シャッター回数に比例してミラーずれのリスクは上がっていくので、可能なら店頭で個体の総シャッター数を確認してもらうといいと思います。

僕が買った個体は8000回に満たないシャッター数だったようで、製造年数を考えれば全然使われなかった個体なのかなと思いました。


こういった点に気を付けて、一通り動作確認をして購入するかを判断しました。

これに加えて、メーカーや機種固有の”持病”と呼ばれる、構造から来る避けられない故障要因もあるので、そういった事も事前に調べておくことをお勧めします。それと言わずもがなですが、古い機種ほど故障のリスクは高くなります。自分の使用シーンや頻度を考えて、できれば優しく扱ってあげましょう。どうしても故障が気になるようなら中古を買うのはお勧めしません。現行品の新品を買いましょう。


α900でこれからやりたいこと

最近は動物を撮るのにはまっているので、動物を撮りに行きたいです。

APS-Cモードにすれば(多分そんな機能があったはず)もう少し望遠も効くので、鳥を撮るのも面白いと思います。

それから、カラーフィルターをつけたストロボで変わったライティングの写真も撮ってみたいです。

普段はモノクロしか撮っていないので、実験的な事こそカラーで試したいと思っています。

デジタルカメラとしてはサイズ的に大きい方ではありますが、ギリギリカメラバッグに収まるサイズなので、積極的に持ち出して使いたいです。

友達と遊びに行くときも、一人だけフィルム故にペースを崩すということもなくなるので、活躍の場は多そうだと思っています。

この機会にRAW現像についてもきちんとしたソフトを触って勉強したいと思っています。


年式的に古いカメラではありますが、腐ってもフルサイズ、まだまだユーザーも多い優秀なカメラだと信じているので、少しずつ勉強して使っていこうと思います。

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