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【臨床検査技師】コストをかけなくても検査のクオリティは上げられる【概要編】

臨床検査技師のみなさん、
検査の質を上げたいと思ったら何をしますか?


✔️システムや機器をいいものにする
✔️スタッフのスキルや知識を向上させる
✔️検査室内の動線を変える

どれも効果的で、ぜひやりたいことですよね。

しかしですよ。

上で挙げた例だと、、、

お金持ち病院だったり、
資金に余裕のある施設じゃないと

設備投資、学習会サポートが難しいのが実態です。




お金をかければ全てが解決するわけではなく、
まずはゼロ円で出来ることがあります。

今日はそれを解説していこうと思います。

|コミュニケーションの力を使う

お金を使わないということは
本来持っている力で勝負するということ。


ざっくり言いますと

【検査科以外の部署と仲良くしましょう】

ということです。


これになんの得があるのか?
って聞く検査技師も少なくありません。

ただ、勘違いしてほしくないのが、

べったり仲良くなるわけではなく、

「あ、この人は親切な人だ」

と思われることが大切なんです。


このように話すと

「そこまで取りいってまで働きたくない」

って言う人がいます。

プライベートと仕事のラインを
明確に引きたい人が言いそうなセリフ。

でも、ここでちょっと厳しいことを。

「じゃあ二度と文句を言うな」

です。

うまくいってない人に限って
相手のことばかり責めます。

自分のことを振り返らずに。


別に自分の機嫌のために仕事するわけじゃないし
相手のためでもありません。

僕たち医療従事者は
患者さんのために仕事しています。

ここから逆算したら
他の部署の方と仲良くするのは
プラス要素しかありません。


|仲良くなる=クオリティが上がる

なぜ他の部署と仲良くなると
検査のクオリティがあがるのか?



これはシンプルなことです。

【検体の出し方、検査科への理解が深まる】

たったこれだけです。


でもこれが検査のクオリティを
ぐーんと上げてくれます。


結局のところ、検査なんてものは
「検体の状態」が全てです。


この大原則が崩れると、
検査不能とまではいかなくても
正確な結果なんて出しようがないんです。


だから、検体の出し方には
特段の注意を払ってもらう。
ここをコミュニケーションの力で改善しようってことです。


これは検査技師の皆さんなら
一度どころか日常的に経験されている
そんなところもあるかもしれませんが、


検体の出し方ひとつとっても、

・それ、凝固なんだけど…
・おい!なんでホルマリン固定じゃないんだよ!
・え?採取したの昨日…だと…?

なんてこと、ありますよね?

そこで提出元に連絡すると
よくマニュアルのせいにする人います。


・マニュアルに書いていない
・そもそも聞いたことがない
・それくらいいいでしょ


とか言われることもありますよね。

腹立ちますよね。
おいおい、難癖もいい加減にしろよと。


でも、ここで相手のせいにしては
永遠に成長しないし、
状況は改善されません。


はっきり言いましょう。
その状況が起きてしまうのは

検査のことを理解してもらえていないから

です。


実際問題そうもいかないのもわかります。


検体に不備があって、臨床に連絡すると
「マニュアルに書いていないから」
って言われます。


僕は喧嘩したくないし、
争い事は無価値だと思っています。


なので、

「マニュアルには書いているんですが、解釈が違ったかもしれないですね。まあでも、わからないことあったら連絡して欲しかったですね。別に困るのは僕達ではなくて、患者さんなので、その辺しっかり詰めておきましょうか」

って言うことが多いです。


お互いの立場を理解することは
検査に出される検体の質を上げてくれます。


それを繰り返していけば、
「ああ、検査科の〇〇さんに聞けば解決する!」

って風潮になります。



|やる人がいない

理屈では分かっていても、
これを実行する人がなかなかいません。


それは検査技師独特の感性もあるかもですが、
結局、どちらも検体を「モノ」としてしか
扱っていないからなんですね。


真剣に「患者さんの体の一部」と考えていれば、
手段は選ばないはずです。



その検体が自分の家族のだったら
どうしますか?

ちゃんとやりたいですよね?


確かに「他部署と仲良くなる」のは
簡単なことではないです。

検査技師は特にそうですが、
コミュニケーションが得意なわけではないです。
苦手な人の方が圧倒的に多いです。


でも、そこは「患者さんを救う仕事」として割り切っておかないと、最終的に困るのは患者さんです。


ここでも厳しいことを言うと

そんなこともわからないなら、
検査技師どころか医療職やめたほうがいい

です。

他部署、他職種とのコミュニケーション向上こそ、検査への理解を生み、検査事態のクオリティを上げることに繋がります。


|具体的にどうするか?

多分ここまでの話で

「じゃあどうすればいいんだよ!」

ってなっていると思います。

概念的な話ばっかりで、
具体的な話は何も出していないので。


ここから書いてもいいんですが、
次の記事で書きます。

シリーズ化して、
僕のノウハウをいつでも使える形で
取り出せるようにしたいので

・概念編
・実践編

に分けようと思います。


もったいぶってごめんなさい。
でもすぐに更新するので
少々お待ちください。


では今日はここで。
患者さん第一主義の臨床検査技師だぴてぃでした!



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それではまた次回の記事にお会いしましょう!

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